世界の詩最新事情

毎月1回原則として第3土曜日に世界の最新の詩を紹介いたします。アジア、ラテンアメリカ、中国語圏、欧米の4つに分け紹介。

第4回 オスマン・アルサウィイリ(Osman Alzawihiri)―ペルー― 宮下 和大

2017-07-01 01:55:00 | 日記
世界の詩最新事情〔ラテンアメリカ〕

オスマン・アルサウィイリ(1982年生まれ、ペルー)
文学の教師として教鞭をとりながら詩作を行う。2011年にオラシオ・サバジョス教育賞を受賞。


LXVIII

自分の姿を毎日見るため 小石を投げることもなく 雪の葉のように飛び散る割れた鏡を無視することもなく 自分自身に向かって歩いていくための丸木 | 夜は思い出すことのできない幾つもの顔に再構築される | 一つまた一つと消え去っていく | 名前のない微粒子の右手で自分の姿をみるための 流れのない川の後ろに | だから もう黒で飾られている | そこにはある | 赤い雲から血を抜いた甘美さが | おそらく私は 私を置いて去った人に祈った | 都市を歩いているかのように 見ることも口を利くこともできずに行く
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