「詩客」自由詩エッセー

「私の好きな詩人」など詩人のエッセーを掲載します。

連載エッセー ハレの日の光と影 第2回 豆も金もばらまく力 なんでもかんでも巻き込む力 ブリングル

2014-02-02 20:00:02 | 詩客

 思えば、親の金銭的な事情はともかくとして、クリスマスとお正月のせめぎ合いは年をまたいでいるので、古い年から新しい年へと、いい形でバトンタッチするとも言えるのだが、2月のイベントである節分とバレンタインにおいては同じ月の前半となるために、かなりのガチ勝負である。
 
 もちろん劣勢は節分。バレンタインに贈るのは、好きな人への手作りスイーツ(!)や高級チョコレートなど、そりゃ否が応でもテンションあがる購買欲も刺激されるでしょという感じである。しかも、バレンタインはお返しが期待できるしね。まあクリスマスもだけど、恋愛がらみって商売にしやすいんだろうなと思う。
 
 しかし、最近は節分も負けてない。わたしは東京出身だが、東京でも節分で恵方巻が広まったのはいつくらいからだったろうか(調べるのは面倒だから適当に自分でググってください)。恵方巻の首都圏進出により節分は、投げて散らかる、食べてまずいの豆だけのときより、俄然盛り上がりを見せるようになってきた。
 
 こういうのみると、食べ物の力って大きいなと思う。たとえば東西神様(?)バースデー対決は、圧倒的にキリストの勝利である。キリストから離れて一人歩きを始めたクリスマスはごちそうの目白押しである。それに比べて、お釈迦様のほうは甘茶という子供にも大人にもあまり受けないお茶だけ。これといったごちそうのバックアップがないままひっそりと祝われている。「今日花まつりだから家でお祝いなんだ」とか「花まつりの夜は彼とデートなの」とかいう話はまったく聞こえてこない。プロデュース力って大切だよなと思う。
 
 ところでその恵方巻だが、最近では「恵方巻ロール」なんていうロールケーキを売り出すパティスリーもあって、ぐるりと一周まわって元に戻っちゃったような変な気持ちを持つとともに、「バレンタインだけじゃなくて節分でも稼ぎまっせ!」という業界の方々の勢いに、さすが日本人、なんでも乗っかるなと感心しているところでもある。
 
 
 さて節分といえば、この歌が好き。かわいらしい歌詞で保育園や幼稚園でよく耳にする。ちなみにその豆まきの豆だが、最近は掃除が楽なようにと、落花生(殻付き)を使う園も増えている。ここでも食べ物の力といったところである。
 
http://www.youtube.com/watch?v=tN3wkS4i6lM&feature=player_embedded
 
 
歌詞:童謡 『まめまき』
 
おにはそと
ふくはうち
ぱらっ ぱらっ
ぱらっ ぱらっ
まめのおと
おには こっそり
にげていく
 
おにはそと
ふくはうち
ぱらっ ぱらっ
ぱらっ ぱらっ
まめのおと
はやく おはいり
ふくのかみ

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