スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

東京 銀座 共楽

2012年11月06日 | 料理/グルメ
東京の今朝は雨が激しく降って肌寒い日でした。朝早く新幹線に乗って東京へ移動し午前中で仕事を終えて早々と帰ることにしましたが、お昼ご飯くらいは食べていくことにしました。晩秋の蕎麦は美味しいから、本当はお蕎麦がいいなと思っていたけど、この寒さでは温かいものが食べたくなります。だったら温かい蕎麦にすればいいじゃないかという話なんですが、そこは新蕎麦だから、ざるで水を切ったほうがいいに決まっています。というわけで(どういうわけか)中華そばにしました。最近は、トンコツだ、つけ麺だ、ガッツリ系だの濃厚でパワフルなラーメンが流行です。僕も嫌いじゃないから食べますけど、一番好きなのはあっさりした醤油ラーメンです。どこか懐かしく、郷愁に満ちていて、昭和の香りがして、夕暮れが似合うあのラーメンです。新しくオープンするお店はこのあっさり醤油味のラーメンを出してくれません。そこで、今でも頑張って昔の味を守り続けているお店を探しました。銀座二丁目に地味な店構えで営業している「共楽」です。メニューはラーメンだけなので、大盛り、チャーシュー、ワンタン、などの組み合わせになります。カウンター主体の小さなお店です。三人で切り盛りしていますが、一切無駄話をしません。時折、常連客が挨拶代わりに天気の話題が出るので主人が応対する程度です。ほとんどの客はラーメンを味わうことに集中し、静かに麺をすすっていました。すする音。まるで蕎麦屋か茶道の世界です。映画「たんぽぽ」を思い出しました。「共楽」の中華そばは昔ながらの醤油ラーメンです。大盛り(750円)を注文しました。出されたラーメンは、スウプが素晴らしいですね。無化調に違いありません。このお店のレシピに関する情報は一切公表されていません。だから自分で確かめる他ありません。あっさりしているのに旨味はしっかり出ています。透明な油も浮いていますから、鶏ガラと豚と野菜などブレンドした出汁をベースにしているのではないかな。スウプの濁りから魚介類の出汁もミックスしていそうです。鰹節の風味も感じられます。中太でちぢれが少ない麺はモチモチの食感でした。東京ラーメンらしいですね。チャーシューは水分の少ないパサパサ系、竹の子(シナチク)は細切りで淡白な味です。基本の具は薬味にネギを足したもので、ナルトさえありません。実にシンプルです。スウプと麺が主役で具は脇役に徹しています。まさに中華そばの王道でした。人情ラーメン大好きです。




住所 東京都中央区銀座2-10-12
電話 03-3541-7686
場所

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こういう (Purple_Haze)
2012-11-11 23:06:43
昔ながらの中華そばがやっぱ良いですね。
食べ飽きないしなんかほっとします。
銀座の「共楽」さん、僕も去年記事にしました(笑)

http://ameblo.jp/ve25116/entry-10779301449.html
Purple_Hazeさんへ (signofthetimes)
2012-11-13 21:52:37
コメントありがとうございます。ラーメンの趣味も合いますね。ところでPurple_HazeのDUKES OF SEPTEMBERのライブレビューは参考になりました。ここでお礼を書かせていただきます。僕には夢がひとつ叶ったような体験でした。

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