スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

田原 伊良湖岬 渡り鳥

2007年10月06日 | ネイチャー/ペット
朝3時半に起床して、すぐさま車に乗り込み、東名高速を東に向かいます。音羽蒲郡I.C.を下車して渥美半島の先端、伊良湖岬を目指しました。少し前にひょんなことから珍しい鳥を見つけ、その情報を日本野鳥の会に送ったことがきっかけで野鳥の会の方と交流を持つことになりました。そこで伊良湖岬の鳥の渡りのことを教えていただいたので、現地に赴くことにしたのです。毎年、秋のこの時期に、太平洋ルートを移動する夏鳥達が、伊良湖岬から志摩半島へ伊勢湾を一気に渡る様子が観察できます。夜明け頃の恋路ヶ浜に到着すると、既に大勢のバードウォッチャーが集まっていました。バズーカ砲のような望遠レンズ付きカメラを構えている人、スコープを持参している人ばかりです。僕は猛禽類であるタカを目当てにしていました。渡りをするタカは「サシバ」「ハチクマ」などです。他にもやってきます。タカは夜明け後の上昇気流を利用して一度空高く舞い上がり、集団で海を渡ります。時には百羽近い数のタカが上空を旋回するので「タカ柱」と呼ばれます。これが見たかったのです。風が弱く、晴天でなければ見られないそうです。「ワシタカ類飛翔ハンドブック」を片手に双眼鏡でタカを追いかけます。黒い点にしか見えないような距離ですが、次から次へとタカの姿が見えます。何とか「サシバ」は僕でも識別できましたが、後は「どうなんだろうこれ?」と頭をひねることが多かったです。明け方前に雨が降った影響で今日の数は少なかったような気がします。「タカ柱」は大きくて15羽程度のものでした。でも集団でタカが舞い、海へ向かう勇姿は中々迫力があります。チゴハヤブサ?も見かけました。高度もスピードも他のタカとは違うので驚きました。タカは速過ぎて写真が綺麗に撮れません。灯台付近の小鳥も良いですよ。とアドバイスがあったので足を向けてみました。そこでは「ヒヨドリ」の群れが、海へ飛び出しては陸に戻り何度も行き交いを繰り返していました。「ヒヨドリ」にとっては海を渡ることは命がけなのです。初めて海を渡る若鳥もいることでしょう。「ヒヨドリ」達は最善のコンディションを見極めながら、勇気を絞り出すようにして挑み続けます。そして何十羽の群れはやがて何百羽の群れと大きくなって、海原へ飛び立って行くのです。感動でした。体力が無いものは脱落し、天敵に襲われて犠牲になるものもいる中で、自分たちの運命に従って力強く生きている姿をこの目で見ました。学校で鳥の渡りは習いましたが、実際に見てみないとわからないことがあるものです。人生はワイルドでタフだ。と村上春樹は書いていましたが、自然とはワイルドでタフであることは当たり前のことなんですね。

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