スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

1000円ワイン通信 ~ル・ボルドー・ド・モーカイユ 2009

2015年01月04日 | 料理/グルメ
ア・ハッピー・ニュー・イヤー!今年も安ワインを飲み倒して参ります。正月なのでお酒を飲む機会も多いのですが、今年一本目のハウスワインを開けてみました。目をつぶっていても美味しいワインができると言われる2009年ものボルドー。たとえ安くてもそれはそうなのか。グレート・ヴィンテージ・イヤーの「ル・ボルドー・ド・モーカイユ 2009」は1280円で手に入れました。年が明けて2015年。そろそろ飲み頃ではないかと思うところです。カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー43%、カベルネ・フラン12%というブレンドです。コルクの栓を開けると甘いブーケがはっきり分かります。ベリー系かプラムの果実を思わせる甘酸っぱい香りがします。1000円前後で買えるワインでもいい予感が走りました。口当たりは爽やかで軽く飲み易かったです。ミディアムと表記されることが多いようですが、ライトに近いグリップです。そこはテーブルワインの掟ですね。ですが、余韻がとても良かったです。苦味や酸味を感じるのは少し後です。この感覚が高級感を主張する部分じゃないかな。寝かせたのが幸いしたのか、後半にテイストが集中するワインになった気がします。つまり価格は安いのに。それほど年代物でもないのに。リッチな気分にしてくれるワインでした。コスト・パフォーマンスが優れていると言いたいです。ボルドーの2009年ものは外れがないのかな。ただ、ボルドーらしい、まったりとしたあの舌に絡まるような味わいはまったくありません。そう考えるとボルドーらしさとは正反対です。どちらかというとブルゴーニュのようなエレガントさを感じるワインです。メルローの割合が半分以下であることを留意して飲んだほうがいいでしょう。残念なことに正月だったために、合わせる料理との相性がよくありませんでした。定番のしっかりとした味のソースと肉料理と合わせたいところですが、おせちや鍋や麺の料理には今一つでした。手頃なところでチョコレートと合わせてみましたが、こちらは問題なく絶妙な味に変わりました。無難とは思いますが、チョコレートなら間違いなく美味しくいただけます。僕としてはこの値段でこの味なら合格点です。レストランでグラスワインで出しても受け入れられるのではないでしょうか。1000円ワインの当りが出ました!
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