Sightsong

自縄自縛日記

北田学+鈴木ちほ@なってるハウス

2017-07-15 08:50:45 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウスに足を運び、北田学・鈴木ちほデュオ(2017/7/14)。

Manabu Kitada 北田学 (bcl, cl)
Chiho Suzuki 鈴木ちほ (bandoneon)

ファーストセット。鈴木さんがマイクに息を吹き込みはじめる。モンシロチョウというオリジナル曲であるという。であれば息遣いは羽音のイメージか、バンドネオンとバスクラによって悲喜が浮かび上がってくる。2曲目はかつて日本でも活動したギタリストの故ケリー・チュルコのオリジナル「Flat Land」であり、複雑な曲。インプロ曲をはさみ、呼吸をモチーフにした鈴木さんのオリジナル。北田さんはバスクラを鳴らしきる一方で、鈴木さんの呼吸とシンクロする微かな音遣いもみせた。

セカンドセット。バンドネオンのイントロであらわれた旋律は、なんと、カーラ・ブレイの「Ida Lupino」だった(アイダ・ルピノはイギリスの女優だという、知らなかった)。カーラ独特の切ないような曲を、クラリネットとバンドネオンとで丁寧に演奏していった。あとで訊いたところによれば、前回はかなり激しいデュオ演奏だったそうである。この曲は、メアリー・ハルヴァーソンが重力を無視した演奏を行っていたりもして、さまざまな形に発展しそうな気がする。もっとこのデュオによる変奏を聴きたいところ。

そしてその余韻が残る中で3曲。北田さんのオリジナル曲におけるクラリネットには耳を奪われた。それにしても、バンドネオンの蛇腹が伸び縮みするときの音には、なぜなつかしさを感じ、雑踏のイメージを幻視するのだろう。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●鈴木ちほ
りら@七針(2017年)
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年) 

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