Sightsong

自縄自縛日記

松風M.A.S.H. その2@なってるハウス

2017-12-07 23:51:45 | アヴァンギャルド・ジャズ

松風鉱一さんはもともとあまりフリージャズには近くなくて、曲から発展していく人だった。ところが今年になって、いきなりM.A.S.H.への客演(2017/6/23)。仕掛けたのは松風さんの弟子であり(不肖のわたしともきょうだい弟子)、M.A.S.H.のセッションにも頻繁に参加しているSさんである。その2回目の邂逅(2017/10/20)には行けなかったのだが、先日、なってるハウスでばったり遇ったときにSさんがその録音を貸してくれた。

写真もSさんによる

Shiro Onuma 大沼志朗 (ds)
Junji Mori 森順治 (reeds)
Hiraku Amemiya 雨宮拓 (p)
Guest:
Koichi Matsukaze 松風鉱一 (sax)

確かに前回は、M.A.S.H.のサウンドに対して、松風さんはどう介入していこうかと見極めていくような過程があった。ところがこの第2回は、最初からがっちりと入っている。

大沼さんのマッシブなパルス、雨宮さんの知的な流れがあって、そのうえで、森さんと松風さんというまるで異なる個性がぶつかり重なっている。森さんはアメーバのように不定形、松風さんは構造と複雑な旋律、そしてややささくれた音色。これは面白い。セカンドセットではSさんも参加したといい、その効果もまた面白い。観にいきたかったなあ。

このライヴのあとに森さんと話をしたら、松風さんはインプロを愉しんでぐいぐい入ってきているそうである。巨匠第二幕か。恐ろしい予感!次の回には万難を排して駆けつけたい。

●M.A.S.H.
鳥の未来のための螺旋の試み@ひかりのうま(2017年)
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
林ライガ vs. のなか悟空@なってるハウス(2017年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)
森順治+高橋佑成+瀬尾高志+林ライガ@下北沢APOLLO(2016年)
本多滋世@阿佐ヶ谷天(2016年)
M.A.S.H.@七針(2016年)
森順治+橋本英樹@Ftarri(2016年)
M.A.S.H.@七針(2015年)

●松風鉱一
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2008年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
松風鉱一『Good Nature』(1981年)
『生活向上委員会ライブ・イン・益田』(1976年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』 
反対側の新宿ピットイン
くにおんジャズ、鳥飼否宇『密林』