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小津安二郎監督『お茶漬の味』

2017年06月09日 23時12分44秒 | 映画
小津安二郎監督の『お茶漬の味』を見た。
とってもおもしろく見た。いま小津安二郎の映画は何でもおもしろい。裏切らない。
はじめ、奥さんの木暮実千代が嘘をついて旅行をして、女友達と夫(佐分利信)の悪口を言うあたりは、『秋日和』で佐分利信と中村伸郎と北竜二の三人が集まっていろいろ言っている雰囲気の女版といった感じだった。そういうときのたのしい雰囲気がとてもいい。
車に乗って移動したり、パチンコしたり、飛行機が出てきたり、あまり他の小津作品で僕が見たことのないようなものが登場した。
お手伝いを置いている家というのも見たことがない。
奥さんが全く家事をしない。
佐分利信のことが気にいらなくて木暮実千代が黙って家を出て行き、そのあたりの木暮実千代に腹が立つけれど初めのほうで彼女のことを丁寧に描いているので完全に悪人にも見えない。そこが良いと思った。
最後にお茶漬けを食べながら改心するが、ちょっと反省し過ぎかなと思った。
でもほろっとする良い場面だ。
佐分利信の泣くところなどは誰も見たくないので、そのとき泣いたという話をあとになって木暮実千代が友だちに語ることにしているのだろう。

とにかく佐分利信がかっこいい。
淡島千景のしゃべりかたも好き。
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