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三浦綾子『母』

2017年05月18日 20時53分18秒 | 文学
母の日だったからというわけでもないのだがたまたま、三浦綾子の『母』(角川文庫)を読んだ。
この間沢木耕太郎の『無名』を読んだときには小林多喜二が死んだときの警察関係者が登場したし、他の本で宮沢賢治の死んだのは小林多喜二と同じ昭和八年であるということが書かれているのを読んだ。なぜか最近小林多喜二の名前をよく目にする。
何年か前に(ひょっとすると十年くらい経つのかも)小林多喜二の『蟹工船』がブームになったときがあったが、そのときも「プロレタリア文学なんぞ」と思って読まなかった。いまでも読む気はしないが、『母』のなかで小林多喜二が日本一の作家だと騒がれたというような話があり、そんなに流行作家だった時代があるのかなと思った。ほんとうだろうか。
また、小林多喜二がものすごくキリストっぽいがこれもほんとうだろうか。こんなに素敵な人だったのかなあ。
この前読んだ『塩狩峠』の主人公永野信夫もキリストっぽかったが、キリスト教徒の人はどうしても「わたしのキリスト」のようなものを描いてしまう。題材もそういうものを選ぶし描き方もそうなるのだろう。

でも最後のあたりを除けば、今回はそんなにキリスト教の話は出て来なかった。
ついでに共産党の話も治安維持法の話も出て来なかった。もっと暗い時代の話を延々聞かされるのかと覚悟と期待をしていたのだが、あっさり小林多喜二は殺されてしまった。

三浦綾子は読みやすく、ちょっとファンになりそうだ。
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