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荒川洋治『詩とことば』

2017年05月14日 22時48分39秒 | 文学
荒川洋治『詩とことば』(岩波現代文庫)を図書館で借りて読む。
宮沢賢治のことが気になっているが、童話は読めるが詩が読めない。ちょっと詩について知りたいと思ってこの本を借りてみた。
詩がどうして読めないかということが最初のほうに書かれていて共感するが、どう読めばいいかというのが書かれていなかった(僕には読み取れなかった)。
もうちょっと手取り足取り詩の読み方を教えてくれる本はないものかと思うが、そういう本はなかなかない。
この本に書かれていたが、詩には小説の「文芸時評」に当たるものがないらしい。
たぶん、批評が育っていなくて、「わかるだろう?」「わかるわかる」みたいな世界でやっているのだろう。この詩のここがいいとか、悪いとかをみんなが無責任に言って来なかったからだんだんと間口が狭くなってきたのかもしれない。
昔、竹田青嗣が、マンガについてだったか、ロック(音楽)についてだったか、ちょっと忘れてしまったが、批評をきちんとする場がないのでだんだんとおもしろくなくなるというような趣旨のことを言っていて、「それは批評家を過大評価しすぎじゃないか」と思ったのだが、詩の現状を見ると頷けるところがある。
同じテーブルについてわいわいがやがやというのが大事だ。
詩は、ちょっと入っていける場所がない感じがする。

荒川洋治の文章の書き方はたまに(というか、かなり)、加藤典洋を感じさせる。急ぎ足で語るときの加藤典洋によく似ている。これは、加藤典洋が荒川洋治に影響されているのだろう。
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