ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

唯円著・親鸞述・川村湊訳『歎異抄』

2017年09月11日 20時43分41秒 | 文学
唯円著・親鸞述・川村湊訳『歎異抄』(光文社古典新訳文庫)を図書館で借りて読む。
関西弁訳で、珍しい試みだと思って以前からこの本のことは知っていたが、良い機会なので読んでみた。
『歎異抄』を続けて読んでいるが、いくら読んでみても、記憶に残らない。
悪人正機のところだ、とか、唯円に人を殺せと言うところだ、とか思うのだが、読んでいると結局なにもこころに残っていない。
「悪人正機」とか「殺人教唆」とか思って、あああれあれ、と思ってあまり文字をきちんと追って内容を理解していないように思える。流行りのお笑い芸人がテレビに出てきただけで可笑しくなって、けらけら笑って、もう決め台詞の「35億」のところなんかはきちんと聞いていなくて、「あと5000万人」なんかぜんぜん耳に入っていない、そんなような感じだ。
隣りで唯円(じゃなくてもいいがお坊さん)がしゃべってくれたら理解できるかもしれない。
『歎異抄』は読むための本じゃないのかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
« 五木寛之『私訳 歎異抄』 | トップ | ジーン・ウェブスター『あし... »

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事