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『美しい星』(新潮文庫)

三島由紀夫、1962、『美しい星』(新潮文庫)、新潮社

私にとっての三島は、中高のころに『仮面の告白』『金閣寺』『潮騒』を読んだぐらいで、それよりも、衝撃的だったのは、大学1年の11月に所属していたクラブの部誌か何かの編集で、先輩から動員されて大学会館に集まっていたときに、突如、テレビ放送が入って騒然としたいわゆる「三島事件」を視聴者の一人として目撃したということだ。わたしは、中高の頃はSFファンで、いろいろ読み漁って履いたのだが、本書は全く知らず、最期になって手に取った次第。

本書は、事件の10年ほど前に「新潮」に連載されていたようで、呼んでみても、まさに、冷戦時代の人間観についての表現の一つとして興味深いのだが、同じ作者が、三島事件の当事者になるというのは、ちょっと結びつかないと思った。事件のときも同様の感想であったのだが、つまり、「なぜ?」というところではあった。繊細な人間観が描かれていて、むしろ、今読んでみると共感できるところが多いのだけれど。このように考えていた、つまり、冷戦時代を宇宙人に仮託して、世界を家族的な課題としての視点で、課題として投げかけることと捉えていた三島が、なんで三島事件の当事者であったのかと、ますます、思ってしまうのだが。

これは、私の思い違いかも知れないが、その日の夕刊の朝日新聞のトップに、総監室のデスクの上に3つの首が並んでいるように見える写真があって、それを見て、これは首じゃないのか、と両親に話した覚えがあるのだが、あれは、幻視だったのだろうか。それは、それだけれど、遠くに来たもので、一件以来、もうすでに45年以上もたってしまった。

美しい星 (新潮文庫)
三島由紀夫
新潮社

2016-09-15 21:41:07 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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