皆さん こんばんわ・・・
今年もあと2週間ほどとなりましたね、ホント1年なんてアッという間ですね・・・
今年はかなり遠征して探策範囲を広げ、初採集のムシもたくさん出会えたので僕としてはとても充実した1年でした・・・
特にセダカに関しては自分なりに力を入れて探策し、いろいろな方々からアドバイスをいただき、それなりに成果を上げることができました・・・。
アドバイスをしていただいた方々には本当に感謝です!ありがとうございました!
今は今年採集したムシたちの標本の整理中でして、セダカの標本もある程度整理できたのでここに今年採集したセダカ、それと+αを紹介したいと思います・・・
・
・
ナンキセダカコブヤハズカミキリ
Parechthistatus gibber nankiensis Yokoyama,1980
これは今年7月、2度目の和歌山遠征でやっと採集できたナンキのペア。
左右に広がる「矢筈」が特徴のようで♂は長い触角が実に見事です!
2度目で出会えたからいいものの、もしボウズだったらと思うと今でもゾッとします!
これは最初の和歌山遠征で雨にたたられ、成虫は採集できず、代わりにブナの倒木の樹皮下で採集した幼虫4頭のうち、菌糸パックで一番大きく育ってくれたナンキ♀個体。
大きさは19ミリとまずまずのサイズになってくれました・・・。
残りの3頭のうち、1頭は残念ながら成虫になることなく☆になってしまいました・・・
他の2頭は無事に成虫に成ってくれましたが15ミリ程度で小粒です・・・。
ツルギセダカコブヤハズカミキリ
Parechthistatus gibber pseudogrossus Miyake,1980
これは今年10月に四国の香川に里帰りした時に、剣山で採集した♀1頭、♂4頭のうちの一番大きな♂個体。
本土産セダカに比べて、脚や触角にやや赤みがあり、全体的に岩のようなゴツゴツした質感と背中の隆起最上部の白帯がまた魅力です・・・。
「矢筈」はそれほど発達していない印象です。
イワワキセダカコブヤハズカミキリ
Parechthistatus gibber shibatai Miyake,1980
こちらは今から4年ほど前、三重県のN山で採集したイワワキです。
この当時はまだ駆け出しで、セダカに多くの亜種があるのを知らず、普通のセダカだと思ってました・・・。
ここの分布域がイワワキと知ったのはだいぶ後のことでした・・・
まだイワワキはこの♂1頭しか採集していないので♀も含めてもう少し追加がほしいところですが・・・
来年はイワワキもがんばってみようかな・・・
ソボセダカ・・・?
これはまだ僕がカミキリをやり始めた頃、ムシ屋の先輩から頂いたソボセダカ?でいいのかな・・・
ラベルの産地が「鹿児島」になっているので・・・
この当時はまだセダカの良さが分からず、このソボセダカ?がよいムシと知ったのもだいぶ後になってからでした・・・。
雰囲気としては全体的に丸みがあって「矢筈」はほとんど目立たない印象です。
体色はかなり黒いです・・・。
ザッと紹介してきましたが、セダカ、そしてコブのグループは本当に奥が深いのでこれからもさまざまな地域のセダカ、コブを探策していきたいと思います・・・
来年はここに、タダセダカ、サヌキセダカなんかが追加できてたらイイんだけどな~・・・