葛飾区議会議員大塚武です

地方政治の現場から、地方自治体が抱える本当の課題や、地域事情の有りのままをお伝えします。

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「地方自治」カテゴリーの記事一覧

市川市長田谷津(ながたやつ)にて

市川市大町の総合レクリエーションゾーンにある「長田谷津」を訪れた。
市川市の最も北東部分にあたり、隣はすぐに鎌ヶ谷市と言う地域だ。地形的には、大柏谷の一番最奥部になる部分で、台地が湧水かなにかで、深く削られて、谷を形成した地形である。

私が、何故にここに注目しているかと言うと、東京近郊で、谷津(やつ、「やと」とも言う)の地形が、年々宅地開発が進んで、現在では、昔を偲ぶことが、本当に少なくなってしまっている中で、本来の「谷津」の地形と自然環境を保つ、数少ない貴重な場所だからである。

はるか昔は、下総台地にしても、東京西部の多摩丘陵にしても、台地のあちこちから、湧水があり、それはまた、河岸段丘の近くで湧水があれが、その流れに沿って台地が削られ谷が形成される、その他、雨水などによっても、長い時間をかけて台地は削られ、谷が形成される。そして、一般的に、台地と入り組んだ谷が幾重にも重なる地形が形成される。武蔵野台地や、下総台地はその典型である。

その、谷の部分を「谷津」と言うわけである。それが、近年の宅地開発と農業の発展により、谷津部分の土地開発が進み、昔の姿を留めるところは、どんどんなくなってしまった。未利用な荒野のままで放置するのは、もったいないから、当然のことであるかも知れない。

私の知る限りでは、今、都心で、この谷津の地形を保持している場所が、奇跡的に、一つだけある。それは、明治神宮の境内に、有料で公開している庭園があり、そこに池や菖蒲田、そして湧水まである。これは、昔の渋谷川に続く、切れ込んだ谷の跡で、典型的な「谷津」の地形である。

そして今回、私は、首都圏で、もう一つの自然のままに保たれた、市川市の長田谷津に触れたのである。しかも、市の努力のおかげであろうが、自然環境が、実に本来の谷津らしく、植生や地形を実によく保っている。私にとっては、感動ものの場所である。

市川市のHPでは、この長田谷津を詳しく紹介しているが、一読を勧めたい。特に、環境問題や地学、また、社会科的な視点から、地域社会の歴史や風土を勉強するためには、最高のフィールドとなると思う。市川市さんには、同谷津の保存をこれからもがんばって欲しいとエールを送りたい。

東山魁夷記念館

お恥ずかしながら、私は最近まで、尊敬する日本画の画聖、東山魁夷が50年近くも、千葉県市川市に住み、旧宅が市川市中山にあり、今は記念館になっていることを知らなかった。先ごろ、機会を見て、記念館を訪ねてみた。 日本画の持つ精神性を、かつてこれほど強く印象付けた画風を示した人はいなかった。「自然は心の鏡」、魁夷は、自らの心を自然に投影して作品としたのだろうか。畢生の名作、唐招提寺御影堂の障壁画、「山雲 . . . 本文を読む

船橋市飛ノ台史跡公園博物館

私が、以前から、注目していた飛ノ台遺跡を記念した博物館であったが、ようやく時間がとれて、視察することができた。一言で言って、自治体が作った史跡博物館としては、最も優れていると感じた。全国の自治体関係者で、当該自治体が博物館的なものを作ろうとしたら、一度は、見ておいてよい、それくらい立派なものである。何といっても、オリジナルの発掘資料を同市が、保存していること、しかも、その資料は、考古学的にも一級の . . . 本文を読む

曽谷貝塚遺跡

市川市曽谷2丁目の高台の上に、曽谷貝塚遺跡がある。あまり注目を集めないが、実は貝層の大きさでは、日本有数の大きな貝塚である。本来もっと関心を持たれ良いのだが、私も、堀の内貝塚を訪れたついでに、同遺跡を訪ねてみた。ちょうど堀の内貝塚がある国分台地の、低地を隔てた東にある曽谷台地の西端に位置している。 貝塚周辺の用地は、市川市が買収して、緑地として保存しているが、いまだ未整備で、一面の草が生い茂って . . . 本文を読む

堀之内貝塚と市川考古博物館

久しぶりに、市川市の堀之内貝塚と考古博物館を訪ねた。もう子供のころから数えて、何回もここに来たが、その度に、何か新しいことを考えさせてくれるのが、この場所である。 昔から、何故ここに貝塚があるのか、よく分らなかったのだが、それからもう一つは、この地形の特徴にとても興味があったのだ。 私は、市川市の北部の台地状の地形にとても興味を持っている。それは、直接的には、縄文中期の堀之内貝塚を始め、その他同 . . . 本文を読む