小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

「ハドソン川の奇跡」見ました!

2016-10-11 10:32:31 | Weblog

クリント・イーストウッド監督最新作、「ハドソン川の奇跡」見ました!

実は個人的にイーストウッド監督、存命中のアーチストでは最も尊敬している人であり、ロードショーに滅多に行かなくなった今でも、新作はほぼ欠かさず見ています。

この人の作品は、「アメリカン・スナイパー」や「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」など、人間の暗部を描いた作品が主流なのですが、「スペース・カウボーイ」や「インビクタス」のようなハッピーエンドのものも、けっこうあります。

本作はどちらかというと、後者の部類でしょうか。よく見ると、どちらの作品も本質的にはあまり描き方に違いはなく、あったことを淡々と重ねていくスタイルです。

違いというのは、あくまで登場人物のキャラクターで、その人物が暗部にいれば、そういった作品になりますし、逆にハッピーエンドを迎えるケースもあるというわけですね。

本編もまさしく、そういう淡々とあったことを積み重ねて作り上げたイーストウッド作品。

ネタばれにならないように言うと、2009年に起ったまだ記憶に新しい飛行機事故の実話をもとにした映画です。離陸後すぐにバードストライクによって、ハドソン川に胴体着陸をした機長が、飛行場に引き返せるはずだったと裁判にかけられた話であります。

劇的に演出しようと思えば、もっと派手にできるでしょうけど、どうやら、事故当時の状況がどうだったか、なるべく忠実に際限したものに思えました。

胴体着陸した時の思いのほかの飛沫の大きさや、浸水の早さは、考えて出来るものではありません。実際に起った事実がないと、これはわからないよなあ。

それにしても、エンドタイトルに登場した本物のサリー機長のほっこりとしたおじいちゃんぶりにはびっくり。
本当に凄いことの出来る人は、すごく見えないのですね。

そういえば、イーストウッド監督もダーティハリーの頃のこわもてとは違い、力の抜けぶりが程よいおじいちゃんです。

それ以上でもそれ以下でもない、それが一番本質をつかんだものになるのかもしれません。

とかく盛り込み過ぎの作品を作りたがる私にとって、イーストウッド監督は、またとない先生であります。

次回作はソマリア救出作戦とか。
いくつになっても作品は作れるという見本みたいな人ですね!

 
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