Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

今夜は「十三夜」

2016年10月13日 19時05分17秒 | 俳句関連


 今夜は「十三夜」。だいたいの形は写真のような形である。中秋の名月を「芋名月というのに対し、旧暦九月十三夜の月を豆名月あるいは栗名月と称した。作物の収穫時期が芋より豆・栗の方が遅いということか、あるいは栗・豆の形に由来するのか、わからない。中秋の名月は中国の風習を取り入れたものだが、十三夜は日本の風習といい、「後の月見」という。
 農事に関する風習が宮廷行事に取り入れられたのであろうというのが、私の推論。
 豆や栗などを供えて祀る。豆は団#では枝豆を使うようだ。私の小さい頃はそのようなことはしなかったし、今もそのようなことをしているのを見聞したことはない。
 私も名月の時に、芒を花瓶に活けたり、上新粉を練って作った団子を食べさせてもらった記憶しかない。
 「十五夜の月と十三夜の月はどちらも月見しないと片月見といって、良くない」という人が今でもいる。これは東京(江戸近郊)だけの話であるらしい。しかも江戸時代の吉原の客寄せのために考案したもののようだ。両日ともに登楼させて散財させるという魂胆で流行らせたといわれる。あたかも「奈良時代から続く日本の伝統」と誇らしげに講釈を垂れる人がいるが、恥ずかしいこと限りない。
 どういうわけか、今年の十三夜は本日10月13日。ちなみに来年は11月1日、2018年は10月21日、以下略。
 俳句では、後の月、十三夜、名残の月、豆名月、栗名月が季語として使われる。「華やかな名月」とは対照的に「もの寂し趣き」と規定されるが、言葉の規定力が強すぎるのもまた考えものではある。
 月を見る機会が多くなるのは、嬉しいことだ。満月、十三夜もろもろ月に関する言葉がある。それらが、夜空、月、星を見るきっかけになるのは私には好ましいことに思える。現代の都市生活は、夜空が意識の上から消えている。

 残念ながら、横浜では空はどんよりと厚い雲に覆われている。これでは雲の向こうに月のほのかな明るさすら感じることはなさそうである。

★祀ることなくて澄みけり十三夜     川崎典宏
★失いしことに指折る十三夜       川嶋隆史

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2 コメント

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十三夜 (たか)
2016-10-13 20:50:30
十三夜に曇りなしと昔から言われて来ましたが
今日は残念ながら曇り空です。
今年は十五夜にも十三夜にも縁が有りませんでした。

片見月とはそう言う事でしたか。
昔から聞かされていましたので
十五夜を愛でたら十三夜も愛でないと片見月になるのよと
孫に教えたりしましたが・・・
知らぬが仏
まぁ、いいか。
たか様 (Fs)
2016-10-14 00:02:59
横浜も雲に隠れて月見はダメでした。

そちらでもそのように言われていましたか?
私の家では片見月のことは何も‥。そもそも十三夜のことも意識しなかったですね。
父親も母親も実家は関西方面が実家でした。関西人という意識はないのですが‥。

十三夜自体は古いものですから、二つを楽しむことが面白い、ということならばそれでよろしいのでしょうね。

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