Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ブラームス「交響曲第4番」

2017年06月28日 11時44分38秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 退職者会のニュースの原稿をようやく本日印刷所に送信できた。予定より1日早く送ることが出来た。あとは校正刷りが出来上がるのを待つことになる。
 少し気分が楽になった。



 ということで本日はブラームス「交響曲第4番」。カラヤン指揮のベルリンフィル管弦楽団。録音は1988年10月。
 この曲の冒頭の3度の下降と6度下降の主題が、ヴァイオリンと木管のカノンのように絡み合っていく。これを聴くと心が広々とした海か空に広がっていくようだ。対照的な第2主題も唐突な感じはしないで第1主題と不思議に寄りそうような感じである。ティンパニーが効果的に配置されているのも気に入っている。
 第2楽章の第1主題もホルンによって奏せられるので、のびのびとした印象である。第3楽章のスケルツォはデモーニッシュという評もあるが、私には明るい軽快な曲想に聞こえる。
 フィナーレは変奏曲。30の変奏がある。起承転結があるように聴こえるのが不思議である。この楽章も私にはおおらかな曲調に聴こえる。11番目の変奏のフルートのソロが美しい。とても気に入っている。

 随分と聴きこんでいるこの曲、楽譜を追っていくと複雑な構成であることがわかるが、楽譜を離れて全体のたっぷりと味わいたい響きを持っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。