Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

句集「吹越」(加藤楸邨)から

2017年04月20日 18時39分13秒 | 俳句関連
作業が終わって先ほど帰宅。休養しながら「加藤楸邨句集」(岩波文庫)をめくっている。

「吹越」から
(1971年作者66歳)
「悪の相」
★薔薇はなれ一二歩にして悪の相
★闇の中牡丹の散りし闇のある
「男体」
★かまきりの畳みきれざる翅吹かる
★鈴虫の食はれ残りが髭振れる
「北越雪譜」行
★晩稲刈りし低き重心にて町ゆく
★死にきれぬ念々を目にいぼむしり

 今の私と同じ年齢となった加藤楸邨の句である。「死」が色濃く反映している。一方で荒ぶるような生、人知れず抑えて人には見せてこなかった自己の生の一断面をどこかでひきずってもいる。
 生と死の狭間の葛藤を読み取ってしまう。

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