Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

つくられた危機

2017年04月21日 20時11分50秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 北朝鮮の軍事冒険主義には誰もが眉を顰める。血筋による王朝継続と若い「指導者」ならぬ御曹司とそれを担ぐ政権にはうんざりである。しかしもっとうんざりするのは日本の政権である。今回の緊張について、米軍の軍事圧力に同調して合同の訓練などを当たり前のように推進する政権に私はどうしようもない嫌悪感を抱く。米軍と同調して「圧力」をかけるという、北朝鮮の政権と同じ土俵に立っては緊張関係は改善されることはない。日本の米軍基地が、日本そのものが攻撃目標となるだけである。軍事圧力しか念頭にないアメリカの現政権の危うさに便乗しては、東アジアの緊張緩和はあり得ないのではないか。結局アメリカもあの軍事路線を拡大する中国の北朝鮮への影響力行使に頼むばかりである。
 経済の基盤が脆弱で、幾度も食糧危機を招いてきた北朝鮮は必ずどこかでSOSを発しているはずである。これに乗じて、何らかのイニシャティブを発揮してこそ日本の存在価値が、国際社会で発揮できるのではないか。
 日本の政権は中国敵視政策の結果、今回も中国の北朝鮮への影響力行使について情報はアメリカ政府経由でしかない。中国との独自の外交チャンネルを喪失しているとしか思えない。これだけ敵視を繰り返し、靖国問題、侵略戦争問題、南京事件、領土問題をはじめとした過去の清算がなされないままである。そして北朝鮮との緊張関係の打開策を独自には展開できていない。危機を煽る政治は、三流以下の政治である。戦前の日本の幼稚な外交と何ら変わることはない。危機は自国の政権の無能の反映の側面もある。
 北朝鮮も、中国も、米国も緊張を緩和する方向を持っているとは思えない。信頼に値する政権ではない。危ういこと限りない。だからこそ日本がそれらの危うい政権と同調してはならないのではないか。
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