Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

万葉集巻15の冒頭の歌群から-2-

2017年07月14日 01時34分20秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 万葉集巻十五は、二つの部分に分かれる。前半の145首は今朝取り上げたよう新羅に使わされた人々と妻たちの歌である。後半の63首は今日から越前に配流となった中臣朝臣宅守(なかとみのあそみやかもり)と都にいる妻の狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)との贈答歌である。
 いつか全体を読み通したいとおもいがらも果たせていない。いつも最初の11首でおしまいになってしまう。

★君が行く 海辺の宿に 霧立たば 我が立ち嘆く 息と知りませ (3580 妻⇒夫)
★秋さらば 相見むものを 何しかも 霧に立つべく 嘆きしまさむ   (3581 夫⇒妻)
★大船を 荒海(あるみ)に出だし います君 障(つつ)むことなく 早帰りませ
(3582 妻⇒夫)
★ま幸くて 妹が斎(いは)はば 沖つ波 千里に立つとも 障(さは)りあらめやも
(3583 夫⇒妻)


(3580)  あなたが行く海辺の宿に霧が立ちこめたなら、私が門に立ち出でてはお慕して嘆く息だと思ってください。
(3581)  秋になったら必ず会えるのに、どうして霧となって立ち込めるほど嘆くのか。
(3582)  大船を荒海に漕ぎ出し、何の禍もなく、一日も早くかえって来てください。
(3583)  無事に過ごしているあなたが決済をして祈ってくれるならば、沖の波が幾重に立とうと、私に障りなど起きるはずはないよ。

 訳はこんなところであろうか。この冒頭の11首はいづれも口調もよく、比較的わかりやすいので、暗唱している人も多いらしい。私も昔は暗唱しようとしたこともあるが、結局は覚えられなかった。

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