Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の読書

2011年04月06日 22時42分50秒 | 読書
「みすず」(4月号、みすず書房)

・「ないないづくしからたちあがる一挙手一投足こそが、そのまま世直しの歩みではないですか。66年前は、日本中の街々が焼け野原でした。復興はいつか来た道。‥天地自然とと呼吸をあわせる街造り、国作り。そのはるかな道のりへの足取りが、鎮魂の祈りとなりますように。」(小沢信男、賛々語々12「津浪の町の」)

・「災害発生の数日前の新聞を読むと、何とやくたいのない記事ばかりが並んでいることよ。‥政治家も久しぶりに現実と相渉る日々となって、鍛えられるであろう。戦争でなく、天災が政治家の現実感覚、責任感覚を育てるならば、それが天災のもたらした最大の賜物であろう。世界的に政治家が不足しているが、日本の枯渇ぶりはひどかった。」(中井久夫、「東日本巨大地震のテレビをみつつ」)

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2 コメント

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政治家払底 (大納言)
2011-04-15 20:12:49
政治家はいなくなって政治屋ばかり。私は田中真紀子さんに期待しています。親父さんの政治感覚を受け継ぎ、自分の過去の挫折を乗り越えるならば総理の座は確実と見ます。しかし、今はまだ雌伏の時代でしょう。政治の世界の辛酸なめ子さん、頑張れ!
中井久夫引用追記 (Fs)
2011-04-15 20:53:42
中井久夫氏は精神科医で神戸の震災で活躍された方です。私は氏の著作(エッセイ集)に随分親しんでいます。省略した箇所に「隣の朝鮮人のおばさんに中学生の時から可愛がってもらって、お小遣いを貰ったことで外相の首が飛ぶとか、そういった記事が並ぶ。この津波が押し流してほしいのは実は多数の愚劣事である」がありました。

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