Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

「望岳」(加藤楸邨)より

2017年05月14日 22時14分01秒 | 俳句関連
 加藤楸邨の句集「望岳」の「昭和六十二年」の句より

★牡丹剪つて大きな闇をつくりけり
★雲の峯巨大な崩壊見をはりぬ
★蛍飛んで曲線のあと暗かりき
★蟇あるく一団の闇揺れうごき
★落ちてゆくときも一途に寒椿


いわゆる写生句が並ぶが、一瞬の動きとそれによってもたらされた静止する空間、動きを見つめることによって生じる結果への驚き、そんな形容をしたくなるような句が並ぶ。特にこの一連の句のいくつかは動きもその結果生ずる空間の表現も切れ味が鮮やかである。
 このような句が私は好んでいる。
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2 コメント

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すごいよ (通りがかり人)
2017-05-15 04:37:33
加藤楸邨の句も驚くが、選んだ氏もすごい。2の雲を見続けているのと、5の華の生命の終りの精一杯さが、胸打つね。
 氏はよいものを追いかけていると、思います。ぐっすり眠れたので、ゆっくり読める。深い眠りが欲しい。
通りがかり人様 (Fs)
2017-05-15 21:03:06
お褒めいただきありがとうございます。
「落ちてゆく・・」の句がお気に召しましたか。嬉しいです。

ぐっすりと深い眠り、私も欲しいです。

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