Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日の癌検診

2014年12月18日 23時02分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日の癌検診の項目のひとつに依願がある。バリウムを飲んでのエックス線撮影ということで、22時以降の飲食は禁止。寝るまでは水または白湯。朝も7時までに200CCの水または白湯が許されるだけである。朝食もなし。8時には家を出ないといけない。結構つらい。
 ということで本日は早目に寝てしまいたい。
 この6種の癌検診後、13時からの講座「平安人物伝ー11世紀ー」に間に合うか、微妙なところである。平安後期に宋に渡った天台僧「成尋」の旅と当時の東アジア情勢についての講義がある予定。是非とも聞きたいと思っている。

本日の講座の感想

2014年12月18日 21時15分57秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日の講座は「アジアの視点 その6」の最終講義。講師は斎藤勁法政大学客員教授。2011年11月から始まった日中韓三国の政府合意で始まった「日・中・韓キャンパスアジア・プログラム」事業についての説明を受けた。



 齋藤勁教授は国会議員時代内閣官房副長官としてこの事業に携わった経緯もあり、現在もかかわりを持っているとのこと。
 日中韓の政治的なギクシャクにも関わらずこの事業の継続の重要性は理解できる。これまでの講座の中で云われてきたことは、中国・韓国の留学生の動向は日本を超えてアメリカ指向が中心となりつつあること、日本の大学生の国外留学生は大幅に減少しており中国・韓国や他のアジアの国々と比べて国外留学の指向が極めて低下していること、などが語られていた。
 今回の事業の成果とは別に私はこの事業への応募した大学は国立大学が圧倒的に多く、私学では有名私立大学を除いて名が載っていないのは少々意外な気がした。同時に私の卒業した仙台に存在する国立大学名を見て、とても違和感を持った。
 今年になってブログにも掲載したが、魯迅の記念展示についてこの大学が、魯迅を迎えた当時の都合の悪いことには一切触れず、「魯迅が学んだ大学」ということだけを「誇り」として扱っている。「なぜ魯迅が医学への志を捨てたか」について口を閉ざして「無かった」ことにしている点が私は気に入らなかった。このことについては8月25、26、26、28日の4回にわたって長々と書かせてもらった。
 日中韓いづれの国の大学も近・現代史の中で政治とは無関係では存在し得なかった。それが3つの国のいづれにおいても、どこかで負の歴史として残っていると思う。これをキチンと捉え返してほしいと私は願っている。今回の事業も学生の交流をとおしてこれらに向き合ういい機会である。
 だが、かの大学はそのような負の歴史を未だに「隠しとおし」ている。大学という組織自体が真摯に歴史に向き合う姿勢を示さなければ、この事業の趣旨を生かすことはできないと直感している。そんな大学がプロジェクトに参加しようとしていることに強い違和感を持ってしまった。
 事業自体に異存はない。関わろうとする大学にも、参加しようとする学生にも異存はない。しかし参加しようとする大学の姿勢が問われていると思う。事業に参加した学生は、政府の動向に左右されずに底辺からの文化交流に携わってほしい。それは経済・芸術・学術さまざまな面で発揮してもらいたいと思う。同時に「歴史に頬被り」し続ける大学にも批判の目を向けてもらいたいと思った。それが未来志向ということなのではないだろうか。

癌検診初日

2014年12月18日 11時48分51秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日と明日は年に一度受信している癌検診。本日は喉頭癌でその場で「異常はない」とのこと。来月の診断結果が郵送されるが問題はないとのこと。明日は朝から胃・肝臓・胆嚢・膵臓・肺・前立腺癌をまとめて。13時からの講座には間に合いそうもない。

 Nさんの住んでいたアパートからの撤収作業は、昨日朝から延べ6人で17時近くまでかかった。思ったより時間がかかったものの、室内に在るものはすべて運び出した。トラック2台分。書籍も家具・布団・衣類、台所の品々、大型の家電製品。平均年齢がかなり高い作業隊であった。そして暖房のない室内は寒かった。
 当初は15時前と思っていたが、なかなか手ごわかった。もともとクリーニングも含めて2日間を想定していたので、予定よりははかどったと考えた方が良いかもしれない、と手前味噌の総括。
 台所や風呂場・便所のクリーニングは、時間的にも技術的にも無理なのでプロに任せざるを得ないと判断。これは半日仕事と見込まれるとのこと。
 終了後は車の人もあり、皆疲れたようでそのまま解散。私は駅前に安い居酒屋を見つけて、ひとりで体を温めて帰宅した。
 本日は不動産会社に行って最終クリーニングの扱いについて相談をする必要が出てきた。葬儀の後始末はもう少し続く。
  「立つ鳥跡を濁さず」、友人達や親族がいないとこれは出来ないです。代りにみんなで処理をするのが、生き残った者の生きがいだと思っている。

 さて、私にとっては今年5回目の忘年会は27日(土)。電話で予約ができた。友人のおすすめの店なので手配は楽であった。1年に一度しか会えないが7人~8人で楽しむことができる。学生時代の同窓生の集まりだから話は理系、それも天文・地球物理・物理・地学・化学あたりが中心になる。
 私などは理系の世界を離れて40年もたつからかなり頓珍漢である。ついていけない話題が多い。しかもその理系の世界を意識的に忘却の彼方に追いやってきた。それでも思考回路は仕事仲間などの中にあっては理系の発想、分析的な観察・判断だと自分では思っている。
 今年の話題は何であろう。長野県北部地震、御嶽山噴火などの火山情報、はやぶさ2そして青色LEDやSTAP細胞か。政治の話題は間違いなく出てくる。現状の政治状況に対するかなり根源的な鋭い批判は間違いがない。これは勉強になるし刺激になる。残念ながらラジカルという言葉が曲解されて死語になってから久しい。私がたぶんの能弁になるとしたら高倉健と菅原文太という2氏の話題なのだが‥。