トヨタ自動車が米デトロイト(ミシガン州)で開催中の北米国際自動車ショーで低公害ディーゼル車を米国市場に初めて投入する方針を表明したのは、ハイブリッド車頼みだった環境戦略を軌道修正するものだ。トヨタの参入で、欧州に続いて米国でもディーゼル車の開発競争が激化しそうだ。
「米政府の新たな燃費規制を達成するため、研究開発を加速させる。その競争には絶対に負けられない」。渡辺捷昭社長は14日(日本時間15日)の記者会見でこう述べ、出遅れていたディーゼル車も含めて環境戦略を多様化する考えを示した。北米専売の大型車「タンドラ」「セコイア」に近く新型V8ディーゼルエンジンを搭載し、米ビッグ3が強い基盤を持つフルサイズ市場を切り崩す青写真を描く。
背景にあるのはトヨタの一人勝ちだったハイブリッド車市場で、欧米勢の巻き返しが本格化してきたことがある。北米国際自動車ショーでも独BMWなどが次々とハイブリッド車を発表した。
こうした流れに対抗するため、トヨタは今回の自動車ショーで家庭用電源で充電できる「プラグインハイブリッド車」を10年までに発売する計画を明らかにしたものの、同様の車はゼネラル・モーターズ(GM)も10年の市販化を目指して開発中。クライスラーも試作車3車種を自動車ショーに出品している。
トヨタは従来型のハイブリッド車で、カーナビなどを動かす太陽電池パネル搭載のハイブリッドピックアップトラックの試作車「A―BAT」を公開してライバルの先を行くが、ハイブリッド車だけでは米国の環境規制を達成しにくい事情も浮上してきた。
米国では昨年末、新車の平均燃費について、ガソリン1ガロン当たりの走行距離を20年までに約4割改善させる法案が成立。日産自動車やホンダもすでにガソリン車より燃費で優位な低公害ディーゼル車の投入を打ち出している。トヨタだけがハイブリッド車にこだわるわけにもいかず、郊外での使用が多く走行にパワーが必要な大型車にはディーゼルエンジンを、都市部の走行が多い中小型車にはハイブリッドシステムを搭載してすみ分けを図る見通しだ。
「米政府の新たな燃費規制を達成するため、研究開発を加速させる。その競争には絶対に負けられない」。渡辺捷昭社長は14日(日本時間15日)の記者会見でこう述べ、出遅れていたディーゼル車も含めて環境戦略を多様化する考えを示した。北米専売の大型車「タンドラ」「セコイア」に近く新型V8ディーゼルエンジンを搭載し、米ビッグ3が強い基盤を持つフルサイズ市場を切り崩す青写真を描く。
背景にあるのはトヨタの一人勝ちだったハイブリッド車市場で、欧米勢の巻き返しが本格化してきたことがある。北米国際自動車ショーでも独BMWなどが次々とハイブリッド車を発表した。
こうした流れに対抗するため、トヨタは今回の自動車ショーで家庭用電源で充電できる「プラグインハイブリッド車」を10年までに発売する計画を明らかにしたものの、同様の車はゼネラル・モーターズ(GM)も10年の市販化を目指して開発中。クライスラーも試作車3車種を自動車ショーに出品している。
トヨタは従来型のハイブリッド車で、カーナビなどを動かす太陽電池パネル搭載のハイブリッドピックアップトラックの試作車「A―BAT」を公開してライバルの先を行くが、ハイブリッド車だけでは米国の環境規制を達成しにくい事情も浮上してきた。
米国では昨年末、新車の平均燃費について、ガソリン1ガロン当たりの走行距離を20年までに約4割改善させる法案が成立。日産自動車やホンダもすでにガソリン車より燃費で優位な低公害ディーゼル車の投入を打ち出している。トヨタだけがハイブリッド車にこだわるわけにもいかず、郊外での使用が多く走行にパワーが必要な大型車にはディーゼルエンジンを、都市部の走行が多い中小型車にはハイブリッドシステムを搭載してすみ分けを図る見通しだ。









