鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

東海道の「いちはつ」の花 その7

2009-05-12 05:52:44 | Weblog
帰宅して、「芝棟」にイチハツの花が咲く旧清宮家の茅葺き屋根のことや、ほかの茅葺きの民家などのたたずまいの美しさについて妻に話をし、連休のどこかでまた民家園を一緒に訪ねてみることを促すと、妻も娘も一緒に行く、ということで、連休最後の日にふたたび訪れることになりました。あいにくの雨模様でしたが、雨の時はまた雨の時なりの風情があることを今までの取材旅行でよく知っているので、開館に間に合うように家を出発しました。今度は生田緑地の東口立体駐車場に車を停め、正門から民家園に入っていきました。雨模様ということもあって、見学する人もそれほど多くはなく、床上見学のできる民家も前回とは異なり、ゆっくりと見て回ることができました。新しい知見はいろいろとあったのですが、何よりうれしかったのは旧清宮家が今回は床上見学が出来たことでした。前回見ることができなかった家の室内のようすをすみずみまで見ることが出来たのです。そしてまた『日本民家園収蔵品目録5 旧清宮家住宅』(川崎市立日本民家園)と初代園長であった古江亮仁(りょうにん)さんの『日本民家園物語』などを購入し、清宮家のことや民家園設立の経緯などについてより詳しい情報を手に入れることができました。 . . . 本文を読む