書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

昨夜はねえねえ塾でした。。。

2013-06-28 16:01:48 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾

ねえねえ塾は「大人の知的好奇心」を刺激する塾です。

先月は和菓子職人さんに和菓子を習い、作って楽しい、食べて美味しい、お土産に嬉しい塾でした。

 

今回は、焼酎と日本酒のラベルをつくるというテーマ。

ねえねえ塾の塾生の方々は、贈る方のお顔を浮かべながらラベルをつくられた。

ゴルフ仲間に贈られるJ子さんは、「祝アルバトロス」「ホールインワン・夢」とか書かれたり、

お洒落な千代紙を使って台紙をつくられたH美さんは、カラフルなラベルが出来上がった。

暑い夏に爽やかな焼酎を贈られるF子さんは薄い墨で竹を描かれ・・・。

K子さんは

元気カラーを添えられて「吉」と。

 

贈る方も贈られる方もとてもうれしいお酒にまちがいなし!!!

 

来月は夏の必需品、「扇子に書く」です。

お扇子のカバーも出来上がっいますので、お楽しみに!!!

 

ねえねえ塾は毎回進化していきます。。。

 

 


阿蘇の水田。

2013-06-25 22:45:01 | Weblog


熊本の宝、阿蘇。
熊本市内より約1ヶ月ほど田植えが早い。今日は、阿蘇にある清陵高校のスクリーングの日。スクールバスに乗って大自然を満喫。学校に着いて、生後4ヶ月のやぎの赤ちゃん「コユキ・コオニ」に会いに行った。まだあまり人には馴れていないようだった。

今日の授業は四時間。

「書道は芸術のジャンルです。手書きで心を伝える力は必ずありますよ。あなたがたがあなたの子どもに、孫にその事を伝えて下さい。」

と、またまた熱く語ってしまった。


新しいお友だち3歳の入会&五福亭落語の練習開始。

2013-06-23 10:16:01 | 思う事

しゅんけい教室では3年ほど前にお試しの「0歳の指筆体験」と言うワークショップを開催した。

 

そのあとも、数回1歳~就学前の子どもたちを集めて、指に筆を指し込む「指筆」を使ってのワークショップをやってみた。

 

その最初のワークショップに参加してくれたCちゃんが、5月にしゅんけい教室にお母さんと一緒に見学に・・・2歳。

私としては教室の入会は5歳からとしているので、お母さんにもお話をしたところ、

来れる時だけの単発でも体験させたいとおっしゃったので、お受けした。

 

しゅんけい教室の子どもたちは可愛いCちゃんを大歓迎。

しかし…アイドル的Cちゃんに気になって・・・。どうなるかなあ?と私は心配。

 

Cちゃんは、お母さんの言われる事と私が言う事を良く理解して、30分のお稽古という事で納得して今月からしゅんけい教室に入会されることになった。

現在3歳。

しゅんけい教室の低学年の子どもたちは、一生懸命に私の話を聞いて「書きたい!!!」と言う気持ちを紙にあらわすCちゃんに大きな刺激を受け、教室の雰囲気もグッとしまった。

筆の持ち方や墨の使い方もCちゃんは理解しようとしてくれる。

 

私にとっても可愛い新入会員。

 

3年生のK君が「僕が6年生になったら、Cちゃんは1年生になるんだよね。」と

それぞれの子どもたちのこれからが楽しみ。

 

専立寺さんは、しゅんけい書道教室の後、五福亭落語教室へと

五福亭愛橋師匠の指導で

落語の教室へ・・・

「あ・え・い・う・え・お・あ・お~~~」と大きな声が響きわたる。

今年も普賢寺で開催される「城華まつり」で子ども落語を披露する予定。

しゅんけい教室の子どもたちが昨年落語デビューをした。

今年は新しいお友だちも加わってにぎやかなメンバーだ。

 

 

 

先週は、元教え子が、高校総体で活躍した話や、2人目の赤ちゃんが生まれた知らせを聞き、とてもうれしかった。

すくすく伸びる子どもたち・・・。

 

しゅんけい教室を長くやってこれた事をほんとうに幸せだと思う。

 


熊本の老舗酒蔵「瑞鷹」さんにお邪魔しました。

2013-06-21 00:44:30 | 思う事

「瑞鷹醸造元」この看板は坂井鶴庭先生の書。

坂井鶴庭先生は有名なくまもとの書家で、しゅんけい教室の会場の「専立寺」さんにも大きな扁額がある。

ご縁あって、老舗の「瑞鷹」(クリック下さい)さんにお邪魔して最初にびっくりしたのがこの大きな看板だった。

資料館にご案内くださって、熊本酵母(クリック下さい)のお話や、資料を沢山見せて頂いた。

 

熊本とお酒は切っても切れない関係だとわかった。

そして

お酒と文字も切っても切れない仲。

この青銅器の「爵」(しゃく)は、紀元前2000年から紀元前1000年の殷時代に作られて祭事に使われた酒器で、中や外に文字が鋳込まれている。

何のためにこの器があり、何のために文字が鋳込まれていたのか???

といろんな謎がいっぱい・・・。

「書」は書く事だけではありません。

「書」が好きだと、その周りのストーリーが知りたくなり、いろいろ調べる事になるのが楽しいのだ。

 

文字はいろんな場所で使われている。

 

中国で万里の長城をつくらせた、秦の始皇帝は国の統一は「文字の統一」と言ったらしい。

共通の文字を統一し、度量衡(クリック下さい)を定めた始皇帝は凄いと思う。

 

瑞鷹さんにいろんな説明をさせていただき、いいものを見せて頂いてほんとうに嬉しかった。

 

瑞鷹さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 


明日より、県立美術館分館にて「選抜茶がけ展」が開催されます。

2013-06-17 16:46:59 | 書について

今年の梅雨は雨が降りませんね。

毎年この時期の作品展の搬入の際には、雨の事が多いのですが、今年の搬入は夏空。

4階の窓から見えるお城は緑一杯でとても奇麗でした。

 

明日よりに23日(日曜日)まで

私は最終日の日曜日午後に会場に居ます。

掛け軸の形式を大別すると
中国様式の「文人表具」と「大和表具」とに分かれます。
「文人表具」には・明朝仕立、丸表具(袋表具または袋仕立)、見切表具(切仕立)、支那表具などがあり、
「大和表具」には神像や宸翰(天皇が書いた手紙)に用いた本来の大和表具の他に室町時代に定形化された真・行・草三体の表具屋江戸時代初期に案出された台表具(台貼表具)などがある。

これは形式の一部です。

お軸を見る際、書体だけでなく、形式をみられるのも面白いかもしれませんね。


知的好奇心体験・ねえねえ塾(和菓子作りに挑戦!!!)

2013-06-12 17:12:37 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾

今月はねえねえ塾で特別講座・和菓子作り体験をしていただきました。

古町の老舗友達屋下線をクリック下さい)さんにみんなでお邪魔し、

和菓子職人さんならではの秘伝の技を丁寧に教えて頂き(そう簡単にはできませんが)

3種類の和菓子を作らせていただきました。

◎水鳥(練りきり)

◎あじさい(ワインゼリー)

◎ブルーベリーの水羊羹

求肥を丸め、水鳥の羽根の細工のところで全員お手上げ!!!先生は簡単に手先を動かされても、なかなか私たちには難しい技でした。

最終的には「自分でつくったのだから・・・」と自分に言い聞かせ(涙)

なんとか3種類のお菓子が出来がりました。

 

最後にお抹茶と一緒に自分でつくった和菓子を頂きました。

つくって楽しい、食べて美味しい、お土産に嬉しい和菓子作りでした。

友達屋さんありがとうございました。

 

 

 


熊本県立装飾古墳館

2013-06-11 19:02:39 | 思う事

数年前に読んだ本を昨夜読み返していた。

梅原猛の「精神の発見」

 

立命館大学に勤務されていた梅原先生は文字学の白川静先生とも同勤だったとか。

「精神の発見」には熊本に来られた時に観た装飾古墳に感動して新しい世界を開示した。と書かれていた。

 

前から、古墳には興味があったものの、足を運ぶ事がなかったが、この際思い切ってまずは熊本県立装飾古墳館(クリック下さい)を訪ねる事にした。

山鹿に向かう三号線を左に折れ、山に向かって行くとまず古代ハス園があった。

この古代ハス園には花の咲く7月初旬には何度も足を運んだ事があったが、古墳館にゆっくり入る事は無かったと思う。

 

熊本県立装飾古墳館はこのあたりにしては驚くような建物で、建築家安藤忠雄の設計によるものらしい。

しかし、平日とあって、午前中にこの施設を訪れたのは、私一人だったようだ。

古代人の生活やその資料をはじめ、装飾古墳のレプリカが幾つもあり、見ごたえはあった。

 

「古代人の食生活」「防人の生活」などの短編の3Dの映画も私一人でゆっくり鑑賞することが出来た。

文字資料としては「好太王碑」の拓本(印刷?)が飾られていた。

 

4世紀末から5世紀初の朝鮮半島の歴史・古代日朝関係史を知る上での貴重な一次史料である。

※好太王碑(こうたいおうひ)は、高句麗の第19代の王である好太王(広開土王)の業績を称えた石碑である。

広開土王碑(こうかいどおうひ)とも言われ、付近には陵墓と見られる将軍塚・大王陵があり、合わせて広開土王陵碑(こうかいどおうりょうひ)とも言われる。

4世紀末から5世紀初の朝鮮半島の歴史・古代日朝関係史を知る上での貴重な一次史料である。

 

古代人の生活に少し近づいた気がした。

古墳(クリック下さい)とは???

古代人がどのような死生観を持っていたのか?

装飾古墳のその鮮やかな色はどうしてつけられたのか???

朝鮮と日本の関係は???

古事記・日本書紀の資料のいろんな問題は???

 

興味は尽きないとおもった。

この地に人が生きてそして生活して滅びていったという事実があるという事を再認識できた。

またゆっくりいかなければと思い、ここを後にした。

 

 

 

 

 

 

 


勧酒

2013-06-11 07:18:57 | 思う事


           勧 酒  (于武陵)    (書き下し文)  酒をすすむ 

           勧君金屈巵         
きみすすむ 金屈卮きんくつし
           満酌不須辞         満酌まんしゃく するをもちいず
           花発多風雨         
はなひらけば 風雨ふううおお
           人生足別離         
人生じんせい 別離べつり

 

          和訳(直訳)    (井伏鱒二の訳) 
 君に この金色の大きな杯を勧める   コノサカヅキヲ受ケテクレ
 なみなみと注いだこの酒 遠慮はしないでくれ  ドウゾナミナミツガシテオクレ
 花が咲くと 雨が降ったり風が吹いたりするものだ   ハナニアラシノタトヘモアルゾ
 人生に 別離はつきものだよ  「サヨナラ」ダケガ人生ダ


(註) ・金屈巵=把手(とって)がついた黄金の大型の杯。
    ・満酌=杯になみなみと酒をつぐこと。
    ・不須辞=
辞退する必要はない ・足=多い。


私は宴会好きな祖父に可愛がられ、お酒の席が楽しいものと教えられて大人になった。

今、楽しい時と言うものは、一瞬だという事がわかる年齢になった。


生きていく上ではいろんな事に出くわす。

いろんなつらい事を乗り越えていきながらも、また楽しい事に出会う。

しかし、出会った友とは必ず別れがある。

親子でも親戚でもそう。

大事な人との別れもそうでない人との別れも必ずある。


そういった意味も含め、この漢詩は昔から気になっていた。

今回、この漢詩を

「書作品」

とした。


ひとつの私の深い思いとして・・・。




わくわく江津湖フェスタの写真がUPされました。

2013-06-11 00:01:47 | 思う事

5月18日・19日にわくわく江津湖フェスタにロングライフデザインプロジェクト熊本のメンバーの一人として参加しました。

今回は、江津湖の広木公園にて

春逕のワークショップは

◎大きな紙に寄せ書き

◎和凧に書いてたこあげ

※大凧上げ

2つのテーマで一人でも多くの老若男女方々に「筆」を持っていただいて「書く」喜びを伝えたい。と言う思いで。

筆を持って楽しく書いてもらい、凧を家族でもしくは友だちと一緒に大空に上げてほしい。

みんなで素敵な笑顔になってほしい…。と。

 

 

ロングライフデザインプロジェクト熊本のメンバーは

昨年から発足したメンバーだが、

今回は熊本のマテリアルの紹介や

江津湖の古い写真の展示

江津湖の生の植物を使っての花飾りや天然のアロマの紹介。

熊本マテリアルの紹介も含めた紙芝居

カフェ

巨大竹ブランコ

などなど・・・。

 

ロンデザにはプロのカメラマンの谷脇俊之さんもいて、いろんな場面の写真を撮っていただいて今日素敵な写真がUPされていた。

関係者の素敵な様子が自然体で写されていて流石プロのお仕事と感動した。

 

写された多くの写真は掲載の許可を頂かないとUPされないので、一部私とピンキーが写っているものを紹介する事に。

 

これらの写真はほんの一部です。

ピンキーの瞬間の表情、感情を見事に写し撮られていて感動した。

 

谷脇俊之さんとの出会いは2年前の私の作品制作を写真やDVDにしてくださったご縁。

出会いに感謝です。