どうせ酒を酌み交わすなら、こんな飲み方が最高ではなかろうか。
酒を飲むなら
大丈夫(おとこ)と飲みゃれ
十年かけた読書に勝る
この句は一夕(いっせき)、竹中半兵衛と黒田如水が酒席を共にした時、半兵衛が扇子にこの句をしたためて如水に贈ったものといわれている。出典は明末(みんまつ) (1630頃) に陸紹(りくしょう)珩(こう)が編纂した酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)巻十二倩(せ . . . 本文を読む
私は無類の酒好きである。人後に落ちない。その私が手術のため入院する前日から、酒を止め、今日で50日になる。こんなに長い期間酒を飲まなかったのは、私が社会人になってからの人生で初めての出来事である。
こんなに長い期間酒を飲まずにいると、酒、酒と目の色を変えていた頃の自分が、異人種のように思えてくる。
中国では、陶淵明(とうえんめい)は無類の酒好きとして知られ、「酒仙」と呼ばれるほどの人であった . . . 本文を読む
まだ若いころ、友を選ぶ基準に付いて資料を集めていた頃に出合った、仏教の始祖である釈迦の警句集ともいえる法句経にこんな言葉があります。
あやしき友と交わるなかれ
いやしき人を侶(とも)とせざれ
こころ清き友と交わるべし
まされるを侶とせよ
ここで、悪しき友とか卑しき友といっているのは、必ずしも客観的な基準があるわけではない。また、心清き友とか優れる友とあるのも、基準があるわけではない。仮 . . . 本文を読む
今、何もする気になれないでいる。私の人生で初めての経験なので戸惑っている。
立っていても、坐っていても、横になっていても胸が痛むのだから致し方のないことだが、好きな本も読む気にはなれず、あれほど好きだった酒を飲む気にも全くなれない。
医者から、上体を使うことを禁じられているので、太極拳をすることもかなわず、できるのは立禅だけ。
一番困るのは、腹を切った所為と胸をコルセットで締め付けているの . . . 本文を読む





