大境・小境にはたくさんの見所が点在する。
小境の氷見側に位置する大栄寺、ここ大栄寺には大窪大工達が建築した楼門(「氷見の指定文化財ハンドブック」より)、市指定文化財「木造十一面観音菩薩立像」がある。
市指定文化財 彫刻
木造十一面観音菩薩立像 小境 大栄寺
像高51.5cm、ヒノキ材、寄木造、彫眼、檀像様の仏像である。
頭上に九面の変化面と髻頂に仏面をいただき、右手を垂下し、左手に未敷蓮華を挿した澡瓶(そうびょう)をもって蓮華座に立つ。
この像は、衣文の彫りが深く鎌倉時代の作であるが、一見肩幅が広くずんぐりとした体躯の技法には平安時代の剛健な手法がまだ残されており、プロポーションにも堂々として張りのあるところなど一般に見られる鎌倉時代の遺作とはやや異なる感がある。
仏教美術の展覧会にも出陳され、小品ながら県内の秀作の一つである。
(氷見市生涯学習課HP 指定文化財一覧より)
海に目を向ければすばらしい景観。
そして、人の手によって創り出された建築・創作物など歴史を見ることが出来る。
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