花 一 輪
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Canon EOS 30D+Canon EF17-40mm F4L USM

BILSTEIN B14は、乗り味が硬い!と叫ぶ中年のオッサン、それでも気になるのはコーナーでの感触であった。
わざわざ中低速コーナーに合わせたトーイン設定を、今日この日ばかりは十分に堪能したい。
若き日のように、国道16号を南下して横須賀から鎌倉、その脚で西湘バイパスをすっ飛ばして湯河原へ。
たゆたう観光客を左右に見ながら、オレンジライン(舗装が酷く荒れていてみっともない!)から箱根のワインディングへと駆け抜けた。


(この日は254Kmを17.89Lで走り、その燃費は14.2Km/Lであった。)

BILSTEINの脚は、総じてロールが小さく安定してヒラリヒラリと曲折を舞い踊る。
中でも堅めに締め上げられたB14は、ステアリングの切り方がダイレクトに車の挙動に直結するから、設定がドライバーに合ってさえいれば、反応素晴らしく我が手足の如く操縦が叶う。
S字コーナーでの切り返しでも、車重による無駄な動きがないから、これ正にオン・ザ・レール。
乗り心地の悪さも、コーナリングの最中ならば全く気にならない。 ドライバーを夢中にさせてくれる魅力に満ちているのだ。
車を駆るという欲求を、BILSTEINの脚は軽く受け止めてて跳ね返す。
跳ね返されるのは、ドライバーのスキルが足りなくてサスペンション性能にはまだまだ余裕があるから。
私にもっと腕があれば、そしてシーンをサーキットに移したら、BILSTEIN B14は充分にパフォーマンスを発揮するに違いない。
その上私があと10年若ければ... いや、やめよう。 愚痴は無駄無粋というものである。

ステアリングに伝わる道路からの情報は、ダイレクトで誇張がなく正確無比である。
だから、これ以上攻めると滑るというのが直感的に知れる。
Driving Performance Control を「Sport+」に設定すると、DSCによる余計な介入が影を潜め、BMWの前後軸重50:50の賜である運動性をケツの辺りに感じて楽しく走れる。
コーナーの手前で、すでに「あ、滑る」と知れるのは、実はオーバースピードだからお恥ずかしい話なのだが、BMWの場合の「滑る」は概ね四輪ドリフト状態で安心感があり、これにはBridgestone S001の滑り始めが穏やかな性格も寄与している。
50過ぎたオッサン、今日は箱根でS001をかなりすり減らしてきた。

 しかし、BMWの電動パワー・ステアリングというのは、あまり好かん。
 アシスト量どうこうではなく、フィーリングが良くない。
 タイヤがどのくらい食っているか、その辺のフィードバックが三割引になってる。
 代車で借りた116iのステア・フィールの方が、私には性に合ってる。
 ブツブツブツ... と独り言。


S001は、やはり横方向のドライグリップが1ランク落ちる。
街乗りでハッとブレーキ踏んだときに感じる縦方向のグリップは十分だが、やはり箱根のヒラリヒラリにはちょっと物足りない。
BNR34の時は、BridgestoneでもYOKOHAMAでも、最上級のハイグリップタイヤを履いていたので、オッサンすっかりタイヤ依存症になっている。 これはイケナイ傾向だ。
それでも、声高に言いたいのは、BMW F20 120iの剛性豊かなシャシー性能と、BILSTEIN B14のダイレクト感あふれる潜在性能からしたら、もうS001ではつまらない。
それほどまでに、車の設定はしっかりしたものになっているように感じた。

あとは良いタイヤと、ドライバーのスキルアップを待つばかりである。




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