花 一 輪
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Canon EOS 30D+Canon EF-S60mm F2.8 Macro USM

TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACROが届いたので、実物を手にしてみてのファースト・インプレッションなどを軽くやってみる。

まず、予想以上に造りが良い。
ズームリングやピントリングにガタつきが無い。
今まで使ってきたTAMRON社製レンズのうち、TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3、TAMRON SP AF28-75mm F/2.8、TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 、どれもリング類がガタピシ言っていたというのに。

高倍率ズームで機能満載のレンズなので重量はさすがに大きいが、Nikon D300あたりと組み合わせると、逆にバランスが良くそれほど気にならない。
望遠300㎜までズームすると、全長がドーンと伸びる。
撮影に夢中になってレンズを振った時にぶつけて壊さないように注意が必要だ。 慣れるべし。
TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACROのズームリングは、小さい動作で大きな画角変動を生むので、慣れるまでは少し扱いにくい。
ズームリングは全域に渡ってトルクが重めだが、高倍率ズームレンズなのでこれは仕方が無い。
望遠側にズームする時はレンズ先端を下に向け、広角側に戻す時は逆にレンズ先端を上に向ける癖を付ければ良い。 善く慣れるべし。
上の画像からも判るように、16㎜から300㎜までズームするのに必要な動作は、角度にして90°もない。
この小さいギア比がズームリングの重さを感じさせ、撮影時のズーム動作の違和感を生んでいる。
もう少しズームリングの動き幅に余裕を持たせ、ギヤ比を大きくした方が良かったように思うのだが、きっとそこには設計上の制約があったに違いない。 即ち慣れるべし。

PZD(Piezo Drive)によるAFの速度は超音波モーターとしては平均的か、むしろ速い部類に入ると思う。
ただし、望遠端になればなるほど、暗い場所ではピントが合うまでに時間が余計にかかる。
AFが迷うというよりも、時間をかけて正しくピントを合わせていくような動作が垣間見える。
もちろん、室外などで充分に露光がある場合には全く問題は無い。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSMの時には、AF操作をした直後に一瞬のタイムラグがあったが、TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACROではその様子が無く、テンポの良い撮影が出来る。
「PZD(Piezo Drive)」は、間違いなく優秀な機構である。

手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」は、動作音が殆どしない。
シャッターボタンを軽く押すとVCの動作が始まる時に「カシャ」と言う小さな音がする。
そして、そのまま何もしないで居るとVCが止まる時にやはり「カシャ」と言うのみである。
これらの音はごく小さくて、都会の環境が発する多くの騒音に容易にかき消されて、ほぼ聞こえないと言って良いレベルである。
ズーム望遠側で、ファインダー内部の像がピタリと落ち着いているのに気付いて初めてVC機能が働いていることに気がつく。
私は、手ブレ補正機構というのはCanon EF70-200mm F4L IS USMのようにシュルシュル音を立てるのが当たり前だと思っていた。

全体的に出来の良いレンズに仕上がっているのを強く感じる。
しかも、簡易防滴構造という丁寧な造り込みである。
Nikon D300が防塵・防滴構造のカメラなので、TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACROと組み合わせると安心して使っていける。

外観デザインは、今までのTAMRON社製のコテコテとした派手さが影を潜め、どちらかというとモノトーンの素っ気ない地味な印象。
好みが分かれるだろうが、私個人的には好ましいと見受ける。 落ち着きのある大人の雰囲気だと感じる。
鏡筒仕上げのレザートーンがややきめが細かく掘りが浅いので、光の当たり具合によっては安っぽく見えるのが玉に瑕である。
もう少しレザートーンをはっきりさせて、ツヤのある仕上げにした方が見た目が良いと思う。

あと、強く感じたこととしては、化粧箱の造り、製品の包装、これらが丁寧で品位が高いということ。
こういう部分に気配りがされていると、ユーザーは嬉しいものである。

肝心の写りの部分は後日としたいが、ひとまず新生TAMRONのヤル気度合いをひしひしと感じた。
専門的な解説は こちら を参考にしてはどうかと。



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