花 一 輪
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高速道路へ出掛けていって、高回転域を愛車に叩き込ませた。

表現がおかしいが、まさにそんな感じなのである。
今の車に乗るようになって、私は数ヶ月に一度はこうして搭載エンジンの「調教」をしている。
N13B16A型エンジンは燃費重視の設計で、低回転域で大きなトルクを生み出そうというコンセプトなので、DOHC(Double OverHead Camshaft)のくせに高回転域は決して美味しくはない。
1500~5000RPMくらいが最もトルクフルで、それ以上は惰性で回っているような印象である。
一昔前のBMWは、さすがエンジン屋!と惚れ込むような伸びのある良いエンジンをたくさん産み出してきたが、今のご時世そんな気配は一部のスポーティグレードのみに辛うじて見えるだけである。
1600ccDOHCエンジンなんて聞くと、私くらいの世代のオッサンは胸がキュンキュンするんだが、N13B16Aはあまりそうした色気を持ってはおらぬ。
それでも使いようによっては3速まで、強いて云えば4速までは実用出来るレベルかな?と思ってはいるんだが、そのためにはたまに高速道路へ出掛けてはビシバシと高回転域までブン回して「調教して」やる必要がある。



シフトスイッチレバーを操作してマニュアル・シフトに切り替えて、3速ギア固定でレッドゾーン手前まできっちりと回してやる。
本当は4速ギアを使いたいところなのだが、それをやると確実に制限速度を超えてしまうからNGである。
6500RPMまで回してしまうと、マニュアル・シフトであっても自動的にギアが上がってしまって七面倒くさいから、そこは少しセーブする。
BMW F20 120iのタコメーターは、ご覧の通り7000RPMからがレッドゾーンなのだが、実際は6500RPMでシフトアップしてしまう。
何をどうやったって絶対に7000RPMまでは回らない「インチキ・タコメーター」なのである。


Nikon D300+TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO

話を戻す・・・
高速道路で、愛車(のエンジン)をビシバシ調教するという話である。
空いている時間帯を見極めて高速道路に赴き、エンジンを高回転域まで何度も回し、燃焼室内部に溜まっている汚れを吹き飛ばすことがその目的である。
前後にあまり他の車両がないことを確認して、3速固定のまま速度を上げたり下げたりしながら、とにかく繰り返しアクセルを床まで踏んで全開加速する。
他の車両が多い状況でこれをやると、大いに迷惑だから注意のこと。 「何をやってんだ?コンチクショウめ!」ということになるからである。

油温が上がるのに気を付けながら(今の季節ならそう心配することも要らないが...)、適度にクーリングしながらこれを繰り返すと、エンジン燃焼室内部が綺麗になってくるハズ。
効果はてきめんで、この後しばらくの間は街乗り領域でもアクセルのツキが良くなり、エンジンの調子が良い状態が保てるのである。
理論的には、エンジンオイル交換の前にこの「調教」を実行すると良い。
もちろん、燃費のことを考慮していたら、こんなこたぁやってらんねぇということになるが、エンジンのためには良いことなのだ。
日頃から「燃費、燃費...」とガソリン代のことばかり考えて、アクセルをチマチマ踏んでいると、燃焼室が煤で真っ黒になって、いざという時に全く高回転域が使えないエンジンになってしまう。
もちろん、エンジンオイルの劣化も早くなって、結果的には車にも良くない。
高速道路に上がる機会があったら「調教」を試してみて欲しい。
きっと、愛車のエンジンが蘇るはずである。

※くれぐれも速度違反にはご注意のこと。



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