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こんなもんでしょ「夏への扉」byロバート・A. ハインライン

2017年04月20日 | 小説・マンガ
~「ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。(BOOKデータベースより)


「この小説は読んでおいたほうがいい」というレビューが多い作品です。ロバート・A. ハインラインというアメリカのSF作家さんが1956年に発表された作品です。1956年というと昭和30年頃ですから、日本が戦後から立ち上がり、高度経済成長期に入ったあたりの頃です。

1970年頃の設定から始まりますが、その時点で、「自動家事ロボット(ルンバの進化版?)」や「自動製図機(CADの原点?)」などが発明されており、筆者の近未来への期待を感じますね。

そして、「冷凍睡眠装置(コールドスリープ)」によって、21世紀(2000年~2001年)にジャンプした主人公が目の当たりにする、アメリカは、スゴい時代になっているという設定で描かれています。

今まさに21世紀を生きている私たちにしてみれば、「ハインラインさんよ、人類は、それほど進歩してないよ」と言ってあげたくなりますね(^^;。

内容としては、恋人や友人に裏切られた主人公がタイムトラベルによって復讐を果たし?ハッピーエンドを迎えるということなんですが、ストーリーとしては中々楽しめますが、場当たり的な感じが多く、深みもありません。

前半は、やや暗く、主人公の愚鈍さにガッカリしながら読みましたが、好感が持てるサットン夫妻が出てきたあたりから、物語が明るく楽しくなってきて、後半は楽しく読めましたが、「是非とも読んで欲しい名作」とまでは思いませんね。

★★☆2.5です。
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