「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

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美しいエンディング「明日の記憶」by

2017年05月12日 | 小説・マンガ
~広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。
仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。
銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。
けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。「BOOK」データベースより


感動巨編ということで図書館で借りました。渡辺謙主演で2006年に映画化されているようです。


とても文章が読みやすく、スラスラと読めました。ところどころで、こみ上げてくるような描写がありましたが、涙がポロリとまではいきませんでした。

私も今年で46歳になる訳ですが、「俺って若年性痴呆症ちゃう?」と思うことも時々あるぐらい、人の話を聞いた記憶が無かったり、車で行き先を忘れたり、久しぶりに会った人の名前が出てこなかったり・・・。
読んでいる途中で、少し怖くなってきました。

主人公のアルツハイマーの進行度合いに合わせて、漢字の誤字が出てきたり、漢字そのものが少なくなってきたり、同じ文章が2回出てきたり(主人公が作中で日記を書いている為)して、アルツハイマーを実感することが出来ます。巧みな描写だと感心しました。

まるで闘病記を読んでいるようなリアル感があり、筆者の荻原浩氏の丁寧な取材の賜物かなと感服しました。

エンディングの奥多摩での情景はとても美しく神々しくもあります。
このエンディングを映像で観たくなり、DVDも予約しましたよ(^_^)v

予防の為に出来ることはそれなりにあります(野菜や青魚を摂るなど)し、適度な緊張感を持って、頭を使いながら日々暮らしていきたいと思います。

★★★3つです。
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