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僕の心が荒んでいるのか?「夏の庭」by湯本香樹実

2017年03月17日 | 小説レビュー
~町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。
夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ―。
いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが…。
喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。「BOOK」データベースより


非常に爽やかな読後感でした。小学生3人組(メガネ、デブ、ヒョロ長)のひと夏の思い出ストーリーです。

小学6年生の夏休みの話が中心になっていて、子どもから少しだけ大人になっていく成長過程を爽やかに描いています。

後半に向けて盛り上がりそうな箇所がありましたが、若干迫力不足でしたね。

感動面でも、「ラストでは涙がこぼれるかな?」と思って読みましたが、実際はそれほどでも・・・(*_*; 段々、心が荒んできているんでしょうか?

★★★3です。


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