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十月花形歌舞伎 GOEMON 石川五右衛門@新橋演舞場

2016-10-28 | 歌舞伎

ネタばれを嫌がる人もいらっしゃるので、楽日を過ぎて書いてます。

 

何とも奇っ怪な舞台でしたなぁ~というのが偽らざる感想。

何がしたいのか分からず、役者だけが楽しんでいる(楽しんでいないかも?)かのような印象を受けました。

 

ここまで辛口なのは、猿之助のスーパー歌舞伎「ワンピース」が非常に面白く、興行的にも話題になった大成功舞台だったから。

「GOEMON」も今ノッてる愛之助と、タッキー&翼の今井翼が共演して、何かやらかしてくれるのではと大いに期待していたのですが、

各人一生懸命やっているのに、全体として見るとバラバラでまとまりがなく、かなり退屈しました。

 

まず、愛之助@石川五右衛門の活躍が全く描かれていない。

肝心の大泥棒の部分には触れず、翼@スペイン人の神父だった父親を慕って何千里?

最後は、二役で雲隠才蔵に扮した翼君がさらに鷹に変身したという設定で、愛之助が鷹の模型に乗って二度目の宙乗り

(1つの舞台で同じ役者が2回も宙乗りするのを初めて見た!)をしてスペイン(?)に行っちゃいました。

 

何だかこうして書いているときも、何が何だか訳わからんかった! という有り様。

 

訳わかんなくても、もともと歌舞伎は荒唐無稽なものなので、理屈抜きに楽しませ、笑わせてくれればそれで十分なのですが、

何の脈絡もなく突然、プロのフラメンコダンサーとシンガー&ギタリストが出演して素晴らしい演奏と踊りを披露するも、

翼君もフラメンコを躍り、その差は歴然。

 

アイドルらしからぬガッチリしたイイ体なんですが、プロのフラメンコダンサーが非常にほっそりと優美な体格だったのに対し、

奮闘している翼君は、なにやら体が重そうに感じました。

 

ジャニーズなので、さすが踊りの要所要所でバシッと決めてはみせるのですが、だったらなぜプロダンサーを出す必要があるのか?

何だか、翼君が引き立て役のようじゃありませんか。

ジャニーズファンはどう感じたのかしら。

 

そこに出雲の阿国や、歌舞伎でおなじみの二枚目・名古屋山三まで出てきて収取がつかなくなっている感アリアリ。

壱太郎@出雲の阿国は「韃靼」さながらに群舞を披露しますが、それは南座で菊五郎劇団の「韃靼」を間近で見た身からすると

迫力が全く足りません。

 

3階席で宙乗りで引っ込むまさに真横の席にいた私ですが、最初のつづら抜けの宙乗りも、高齢の吉右衛門@五右衛門のほうが

「らしかった」。

 

まだ最初のほうの日に行ったせいか、菊五郎劇団のような高難度のアクロバティックな動きができてない人も見受けました。

舞台でやり直し、しないでほしい……。

うーむ、愛之助、もう少し自分の個性を大事にしたほうがいいのでは、と首をひねりながら帰路についた私でした。

 

最後にダメ押し!

なぜか、翼君に屋号がありました……、「出雲屋」。

ご登場のたびに大向こうさんから「出雲屋っ!」と掛かり、その都度、困惑する私&周囲のお客さん。

「何? 何なの? 出雲屋って翼のこと??」って、妙に落ち着かない。

 

「ワンピース」の福士君には、そんなのなかったわよ。

 

27日千秋楽。

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