Shpfiveのgooブログ

主にネットでの過去投稿をまとめたものです

あるチベット在住の方のネット投稿を引用します(2)

2017-07-17 19:29:27 | 国際情勢
Q&AサイトであるYahoo!知恵袋にチベット在住の方が参加しています。

その方のチベットについての肌身に感じたリアルな考察が知恵ノートという形で投稿されていました。

が、この度の知恵ノート廃止という知恵袋運営の判断により、この貴重な投稿が見られなくなってしまうのは損失であると個人的に思い、ご本人の承諾を得た上で、勝手ながら私のブログに引用させていただくことにしました。

以下をお読みいただいた上で、特にチベット問題に関心のある方にご判断願えればと思います。

第二弾です。

チベットの問題 その2(文盲および半文盲について)

文盲および半文盲について

 2010年に青海省のチベット族高校生たちが、中国語教育の強化に反対するデモを行いましたが、この時彼らはデモの呼びかけや相談に、携帯メールを利用しました。

ここで「あれ?」と思った方はどれくらいいるでしょうか?

そう、彼らはこのデモの呼びかけのために「中国語」を利用しましたが、大勢のチベット人は中国語が分からないためにこのメールが読めませんし、例えこのメールを受信したとしても、誰かに内容を聞かなければいけなかったのです。

このようにチベット問題は多くのジレンマを抱えており、だからこそ「問題」だと言えます。
                           
                          *

 多くの日本人は、日本語以外は文盲ではないかと思いますが、だからと言ってそれで困ることもないでしょう。

 前回「その1」で、戸籍のない子供たちについて少し触れましたが、彼らが学校へ行けないというのは正確ではありません。私の知人達の中にも戸籍はなかったけれども学校へ行った人たちは何人もいます(注:今現在は戸籍がありますし、小学校までですが)。

 では彼らは文盲ではないねと言えばその通りなのですが、彼らはチベット語でしか教育を受けていないので、中国語の読み書きができません。だから、戸籍(戸口簿)の記載は中国語で行われますが(身分証は両言語)、それが読めないので、前回で取り上げたような問題も起こります。
 
 ここではたと疑問が起こります。中国政府は識字率(文盲率)を発表していますが、チベット人たちの中には、上記したようにチベット語しか読めない人たちもいれば、漢字は読めるがチベット語はまともに読めない人たちもいる中で、一体誰を指して文盲と言っているのかと。正解は、明確ではないといったところでしょう。

 就学については、戸籍の有無よりも、元々その地域に学校が無かったり、親の考えが大きな比重を占めているように思います。学校へ行くよりも家畜の世話や畑仕事を手伝ってもらいたいと考える親もいるでしょう。ですから、どうしても女の子の就学率の方が下がってしまいます。

 
 私がお役所関係に出掛けて行くとちょくちょく、読み書きができないので代わりに申請書を書いてくれや、代わりにサインをしてくれとお願いされます。 
 申請書については、私も同じように言葉の問題があると言って断りますが、その人のサインについては快く引き受けます。でも、もはやサインの意味をなしてはいません。

 いくら読み書きができないと言えども、本当は自分の名前を形として覚えている人は多く、書けないことはありませんが、彼らは自分でサインをしたがりません。何故か?
それは、1.書くのが遅い。 2.書き順がめちゃくちゃ。 この為に担当者から文盲だとばれてしまい、恥ずかしく感じるからです。
前回は名前と生年月日しか取り上げませんでしたが、戸口簿には学歴欄もあり、学校へ行ったことが無くても、「小卒」と記載された人は大勢います。それが嘘であることもばれてしまいます。

 私もこちらで契約書を作りサインをしてもらうことがありますが、読めない人にはちゃんと契約内容を説明し、もちろん一切のごまかしはありませんが、どうしても後ろめたい気持ちになってしまいます。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ロシア人の靖国神社観について | トップ |   

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。