浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

応援の力

2017-03-19 23:15:58 | スポーツ
土日に福岡にいるときはかなり暇。

知り合いもあんまりいないし、そもそも福岡の部屋には何もないので、DVD観て過ごすなんてことも出来ない。

最近ちょこちょこ行くのはサッカー観戦。

福岡のアビスパ福岡というチームは現在J2。ホームスタジアムまではドアtoドアで30分ほど。チケットも取りやすいしサッカー専用スタジアムなのでピッチが近くて観やすい。

最寄りのバス停で降りて、てくてく歩いて行くとスタジアムの屋根が見えて、ドンドンドドンと言う太鼓の音が聴こえてくる、ってのはやっぱり心踊る、それはどこのどんなスタジアムであれ。「ああ、もうすぐサッカーが始まるんだなぁ」とワクワクする。

もちろん僕は日本のサッカーチームで言えばアントラーズを贔屓にしてる訳だけど、J2においてはまぁ福岡ゆかりってことでアビスパも多少応援してる。熱狂的って訳では無くて「ま、せっかくホームで観てるんで出来れば勝ってほしいなぁ」くらいのゆるーい応援。

福岡にはもちろんソフトバンクホークスがあるのでやはり福岡の多くの人はサッカーより野球という感じ。

福岡の人と話していても「福岡はホークスがあるからですね、なかなかアビスパは人気が無いですねぇ。アビスパはJ1とJ2行ったり来たりですからね」なんて話をよく聞く。

(ちなみに「〜からですね、」ってのは福岡でよく聞く言い回し。福岡弁と言っても良いと思う)

そりゃ気持ちは分かるけど、でもまぁもう少し応援してあげてもいいかもなぁと思わなくも無い。せっかくの地元チームなんだしさ。

最近思うのだけど、とにかくスポーツにおいて「応援の力」というものは確実にある。

それはなんだか「気持ちは伝わる」とかいう精神的なものではなくて、非常に論理的な実利的なもの。

例えば、ちょっとボールがこぼれてタッチラインを割りそうになったとする。走って追いかけても追いつかなそう、という時。その時、目の前のサポーターが「がんばれー!」と言っていたら。いつもより少しだけ、追いかけるかも知れない。結局さ、そういう「少しだけ」の積み重ねでしょ、スポーツの勝ち負けって。

とにかく、絶対に、「応援」て無力じゃないから。それはスポーツに限らずね。