将太の日記

将太の日記は、将太の非日常等、気の向くままに「書き留めておこう」と思ったものをアップしています。

社団戦最終日の結果

2016年10月23日 21時09分14秒 | Weblog
 今日は社団戦最終日。2年前・4年前と1部リーグでチームは苦戦しており、最終日は入替戦にすら進めずに即降級という憂き目に遭っている。今年はメンバーも比較的揃ったこともあり、ここまで5勝7敗の10位。さすがにベスト8以内に入って入替戦なしの自力残留はかなり大変そうであるが、とにかく目標は1部リーグ残留と思っていた。
 しかし、今日はメンバーが揃わず、田村さん・O関・斎藤優・森本が不在。藤原大王・関向さん・ケンローさん・葛山・私に若手OBの橋田君・中山君の2名を加えてどうにか7名という状況であり、残留は中々大変だと思っていた。

13回戦:対光OKACHI

 今日の初戦は強豪光OKACHIチームと対戦。少しオーダーをいじった結果、相手の主力と思われる植木氏・狼谷氏に橋田君と中山君が当たり、オーダーとしてはまずまずではなかったかと思う。自分の将棋は相手の変則早繰銀チックな出だしから、こちらがうまく相手の早繰銀を押し返して、序盤は作戦勝ちに。その後、必勝になる順をこちらが逃し、徐々にもつれてしまった。終盤はほとんどまともな手が指せず、大作戦勝ちだったはずの将棋を凄まじい逆噴射で負け。対局後、葛山からは「ソフトに解析させたら、候補手にまったく上げないような手ばかり指していた」と酷評されたが、これには返す言葉なし。まさかと思っていたが、どうやら自分の将棋が3-3で残ったらしく、自分が負けたせいで3-4負けという寒すぎる展開に。結局、勝ったのは葛山・関向さん・ケンローさんの3人で、残り4人が負け。藤原大王ー國越戦も勝っておきたかったカードであったが、無念の敗北。
 私の戦犯のインパクトが強かったせいか、終わった後に塩津さんから「日記、楽しみだな」とおちょくられ、大変残念すぎる13回戦となった。


14回戦:対一橋大学OB

 気を取り直して昼食後の一戦は一橋大学OBチームと。菊田氏・高野氏・濱野氏・逸見氏あたりが要注意と思っていたところ、橋田君が濱野君に、中山君が逸見氏と当たることとなった。このオーダーでは残り5つをできる限り勝たないとかなり危なくなる。午前中内容の悪い将棋を指してしまい、自信喪失気味であったが、一気に緊張感が走り、気を引き締めて臨むことに。
 自分の将棋は相手の三間飛車穴熊対私の左玉。中盤、相手に致命的な勘違いがあって、こちらが作戦勝ちとなり、その後徐々に差が広がり、敵陣は鉄壁のままではあったものの相手の攻めが完全に切れたところで相手が投了。
 チームの方は橋田君が濱野氏に頓死勝ちのような勝ちを拾い、中山君が難しい局面で相手の時間切れで勝ちを拾った。どちらもやや厳しいのではないかと思ったカードを勝つことができた関係で、関向さん・藤原大王も勝って5-2勝ち。葛山は菊田君とのエース対決を敗れてしまったが、葛山の負けを補って余りある橋田君・中山君の頑張りのおかげでチームは勝つことができた。


15回戦:対常笑会

 最終戦は常笑会チームと。アマ王将代表経験のある入子君、神奈川の強豪淡谷氏、アマ名東京代表経験のある村井氏あたりが要注意だと思っていた。自分の相手は村井氏に決まった。
 村井氏とは昨年のマグロ名人戦以来の対戦となった。将棋は村井氏が最近流行の右四間模様の出だしで来られたため、こちらは変化球のつもりで右玉に作戦変更をしたが、構想が非常に悪かったようで、横歩を取られる手をまったくうっかりしていた。横歩を取られてからはボコボコにされ、勝負どころのない将棋になるはずだったのだが、村井氏の寄せがやや危険だったか、何故か終盤相手玉が詰むや詰まざるやという勝負になった。厳密には村井氏の玉に詰みはなかったのだが、対局中まさかの詰み筋が生じたかとお互い錯覚していた。結局は詰みはなかったので、ほぼ完敗という内容であり、序盤の構想から不正確な終盤まで、反省点の多い将棋となった。
 チームの方は葛山・ケンローさん・中山君が勝ったものの、関向さんが淡谷氏に敗れ、藤原大王・橋田君も負けてしまい、無念の3-4負け。ということで、またもや3-4負けの4をやらかしてしまった。


15回戦を終えて、入替戦にすら進めずに即降級となったのではないか、という冷や汗をかいたが、どうにか入替戦に進めることになった。


入替戦:対東工大OB

 入替戦は2部リーグ3位の東工大OBチームと。エース島さんを筆頭に、水野氏・内村氏など強豪が揃っていて、全く侮れない。自分の相手は強豪水野氏に決まった。直前の将棋が酷くて全く自信はなかったが、とにかく1部リーグ残留をすべく、気持ちを入れ替えて臨むことにした。
 水野氏との将棋は久々に普通の相矢倉となり、こちらが得意の仕掛けからペースを掴み、うまくB面攻撃等も絡めて攻めをつなぎ、最後もギリギリの終盤戦ではあったが、自玉の不詰みを読み切って快勝。最終戦だけはいい将棋が指せたように思う。
 チームの方は関向さんが島さんに勝利、藤原大王・ケンローさん・葛山・橋田君も勝ち、蓋を開ければ中山君が負けただけの6-1勝ちと望外の圧勝。最後は気持ちよく1部リーグ残留を果たすことができ、ホッとした。


社団戦トータル(入替戦含む)として見ると、今期は団体戦のエースケンローさんが11勝5敗とさすがの好成績であったが、続くのが葛山と私の8勝8敗。続いて関向さんが6勝6敗ということで、ケンローさん以外はそれほど勝てていない。この状況の中、無事1部リーグ残留できたのは展開に恵まれた感もある。何はともあれ1部リーグ残留でき、良かった。

ちなみに、2部リーグでは慶應の後輩のひよけんチームが何と準優勝で1部リーグに昇級。昨年あわや3部リーグに降級かというところで辛うじて入替戦を制して2部リーグに残留したのがウソのようである。特に大きなメンバー変更もなく、この快進撃は理由が不明ではあるが、こちらも嬉しいニュースであった。

 打ち上げはケンローさん・葛山・私の3人でうな鐵へ。久々の鰻ひつまぶしはかなり美味しかった。


この一週間は試験が2つもあったり、大阪出張があったりして、体力的に大変な一週間だったが、どうにか無事に社団戦まで終了した。明日から普通に5営業日仕事があるのは体力的にも楽ではないが、体調に気をつけて過ごしたいと思う。
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