毎日幸せに in青森

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形而上の話を形而下に

地域振興のために

2009-03-01 | 思うこと
不況になるとあちこちで再開発の話が出てきます。
きれいにすればよそから人が来る、そんな夢に縋りたくなるのも分かりますが、街は歴史を持っていて歴史の中にこそ魅力があります。
整備すべきなのは訪れる人の使いやすいトイレや休憩できる場所、駐車場ぐらいなのでしょう。

種差海岸でガイドボランティアの会を運営している人によると、市は無駄なところにお金をつぎ込むとのことです。
毎年、外来植物の駆除やごみ拾いなど大勢のボランティアが種差海岸を守ろうと努力しています。
予算措置が無理でも広報などでの協力はもっと出来ないものだろうかと感じます。
実際に観光客と生で触れ合っている人の意見には真実の姿があります。


イタリアの有名な広場にマックが出店計画を出したとき反対運動が湧き上がりました。
自分たちの街や歴史や文化を守るために。
地域を愛することは、文化や歴史を積極的に守り、地元の経済のために地場産品の消費に勤めることです。
安い外国産、中央資本のチェーン店を大事にしてしまってはお金はよそに逃げていくばかりです。

資本主義の罪は、人々を盲目にさせてしまうことかもしれません。
気づかない間に自分たちの住むところが苦しくなるような行動をとっている。
そしてまた中央資本が来ることを喜んでいる。

経済を守るとは、幸せを守るとは、自分達でしなければいけないことはたくさんあります。
目を向ければ見えてくる普通のことです。
もっと足元にあるものに気が付いてもらいたいと願っています。



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6 コメント

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ご苦労様です (やじろじゃ)
2009-03-01 11:07:47
地元民ながら、ボランティアには全く参加していませんでした(汗

生まれは富士山の真下でしたが、富士山に登ったのは1度だけです。種差は通過するだけ、白浜も泳いだのは1度だけ、奥入瀬はあくまで生活道路です。(個人的に、奥入瀬の交通規制に反対)
身近にあると、それがどんなに大切なものであってもその存在を忘れてしまう事もある、って事でしょうか。

地域経済の活性化、その為の企業誘致。確かに大切でしょうが、地元企業の育成ってのがメニューに入っていないのは何故なんだろう、と。中央大手が素晴らしく、地元中小が劣る理由ってなんだろうって。

中央大手でも粉飾決算したり、リコール隠しして人命を奪ったり、でかければでかいなりの悪さも相当で、中央だから品行方正とはいえないし。
さりとて、イサバのカッチャの品性で企業経営とかもちょっとだけど(笑

役人が地元を見下している、と言うのが誘致活動の力の入れ方で判ります。この辺りの考え方が改まらない限り、いつまでたっても住民の心が豊かにならない、と感じています。
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やじろじゃさま (shouske0)
2009-03-01 16:44:48
幸せは人に与えてもらうものではなく、自分で見つけ出すものです。
お金で買える幸せは、見栄や欲でしかない。
資本主義で貨幣経済の世の中ですからお金の価値は否定しませんが、欲以外のものも手に入ると信じるのは資本を持つものによる洗脳です。
企業経営と幸せは全くの別物であるという認識が必要と思います。
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Unknown (あおもりくま)
2009-03-01 19:00:29
古い街並が消え表面を新しい物で覆い隠す。
でも、高いビルから見下ろすと表面だけ取り繕うとした結果が丸見え。
少し前の弘前の駅前や今の青森市の駅前。
明るい通りを歩くよりも、どっかの小路を歩いて気になった古びた居酒屋に入ると感じる安心感のようなもの。

何かを無くしつつも、見つけると嬉しい。
そんな風景。
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くまさん (shouske0)
2009-03-01 19:53:31
全国で無くなっている物が多いからこそ今残っている所ではその大切さに気が付いてほしいのですが、なぜか新しい物を求めるのは情緒を失くしたからなのかも。
古いものを捨て去るのはそんなにいい事なのか。それは経済効果など無いものなのか。
何か大きな間違いを犯しているように思えてなりません。
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Unknown (OHAMARO)
2009-03-01 23:51:48
こんばんわ

それは歴史を勉強させない国の政策が
根本でしょう。

日本を美しい国と教育し
国をどうしたら良く出来るのかということを勉強させないといけませんね。

金になるためだけの教育では
子供たちは金のためにならないことは
何もしない人達になってしまいます。
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おはまろさま (shouske0)
2009-03-02 08:52:14
コメントありがとうございます。
教育の力も大きいものがありますね。
学校だけでなく多くの周りの人も子供の未来を考えて大事にしなければいけないのかもしれません。
大切にされた記憶が子供の情緒を育てるように感じます。
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