日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H28.5)

2016-06-03 | 日如上人御指南

 

平成28年5月度 広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成28年6月号 第844号 転載)

(大白法 平成28年5月16日 第933号 転載)


 本日は、五月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 さて、先般、大きな被害を及ぼした熊本地震もいまだ余震が止まず、余震の数は千回を越えたと言われており、多くの方々が不安を抱え、安閑としておれない厳しい状況のなかで過ごされていますが、一日も早い地震の沈静化と復興を心から願って止みません。
 かかる時に当たり、私どもは改めて『立正安国論』の御聖意を拝し、今、なすべきことは何かを見極め、実践躬行していかなければならないと思います。
 既に『立正安国論』には、今日の如き頻発する天変地夭等の惨状を見て、その原因は、世の中の人々が皆、正法に背き、悪法を信じていることにより、国土万民を守護すべきところの諸天善神が所を去り、悪鬼・魔神が便りを得て住み着いているためであるとし、正法を信ぜず、悪法を信ずることによって、三災七難等の災難が起こると、仁王経、大集経、薬師経等を挙げてその理由を述べられております。そして、これら不幸と混乱と苦悩を招いている原因は、すべて謗法にあり、この謗法を対治して正善の妙法を立つる時、国中に並び起きるところの三災七難等の災難は消え失せ、安寧にして盤石なる仏国土が出現すると仰せられ、こうした災難を防ぎ、仏国土を建設するためには、一刻も早く謗法の念慮を断ち、
 「実乗の一善に帰」(御書250)
するよう、諌められているのであります。
 「実乗の一善」とは、法華経本門寿量品文底独一本門の妙法蓮華経にして、三大秘法の随一、本門の本尊のことであります。
 すなわち、万民一同が謗法の念慮を断ち、三大秘法の大御本尊に帰依することが、国土を安んずる絶対不可欠な要件であると仰せられているのであります。
 しかしながら、世間の多くの人達は、こうした天変地夭等の混乱が何によって起きるのか、その原因が解らず、いたずらに喧噪を極めるばかりであります。
 もちろん、各専門分野において、それぞれが原因を究明し、解決のための方策が講じられていることは認めますが、しかし残念ながら、根本的な解決には至っていないのであります。
 大聖人様は『諸経と法華経と難易の事』に、
「仏法やうやく顛倒しければ世間も又濁乱せり。仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲がれば影なゝめなり」(同1469)
と仰せであります。
 天変地夭をはじめ、悲惨な事件や事故、あるいは戦争や飢餓など、世の中が混乱する原因は、一にかかって仏法の乱れ、すなわち正法を信ぜず悪法を信じているが故であります。
 故に『頼基陳状』には、
「悪法世に弘まりて、人悪道に堕ち、国土滅すべしと見へ候」(同1129)
と仰せであります。
 すなわち、悪法を信ずれば、まず人心が乱れます。その人心が乱れれば、国土世間にまで大きな影響を及ぼすことになるのであります。この仏法の原理が解らなければ、真の解決を図ることはできません。
 大聖人様は『瑞相御書』に、
「人の悦び多々なれば、天に吉瑞をあらはし、地に帝釈の動あり。人の悪心盛んなれば、天に凶変、地に凶夭出来す」(同920)
と仰せであります。
 この依正不二の原理は、凡夫の智慧をもっては到底、計り知ることのできないものであり、三世十方すなわち、無限の時間と空間を通覧せられて、宇宙法界の真理を悟られた仏様が明かされた知見であります。
 したがって、この依正不二の大原則を無視して、今日の如き混迷を極める惨状を救い、真の解決を図ることはできないのであります。
 すなわち、『立正安国論』の聖意に照らすならば、正報たる我ら衆生が一切の謗法を捨てて、実乗の一善たる三大秘法の随一、本門の本尊に帰依せば、その不可思議広大無辺なる妙法の力用によって、我ら衆生一人ひとりの生命が浄化されます。それが個から全体へ、衆生世間に及び、社会を浄化し、やがて依報たる国土世間をも変革し、仏国土と化していくのであります。
 反対に、我ら衆生の生命が悪法によって濁れば、その濁りが国中に充満し、依報たる国土の上に様々な変化を現じ、天変地夭となって現れてくるのであります。
 これが『立正安国論』に示された原理であり、この大聖人様の御聖意を体し、真の世界平和と仏国土実現を目指して、一切衆生救済の慈悲行たる折伏を行じていくのが、我ら本宗僧俗の大事な使命であります。
 されば、今こそ私どもは僧俗一致・異体同心して、来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、万難を排し、全力を傾注して折伏を行じ、力強く前進していかなければならないと思います。
 大聖人様は『如説修行抄』に、
「権実雑乱の時、法華経の御敵を責めずして山林に閉ぢ篭りて摂受の修行をせんは、豈法華経修行の時を失ふべき物怪にあらずや。されば末法今の時、法華経の折伏の修行をば誰か経文の如く行じ給へる。誰人にても坐せ、諸経は無得道堕地獄の根源、法華経独り成仏の法なりと音も惜しまずよばはり給ひて、諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ」(同673)
と仰せであります。
 「折伏躍進の年」に当たり、私どもは一人ひとりが、この御聖訓を心肝に染め、講中一丸となって折伏を行じ、もって全講中が必ず本年度の折伏誓願目標を達成されますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm


余念なく一筋に

2016-06-03 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H28.6月 第149号) 

 

  「余念なく一筋に」とは日蓮大聖人が『上野殿御消息』に、
「法華経を強く信じまいらせて、余念なく一筋に信仰する者をば、影の身にそふが如く守らせ給ひ候なり。相構へて相構へて、心を翻へさず一筋に信じ給ふならば、現世安穏後生善処なるべし。」(御書923)
と仰せのお言葉であります。

 時として余念なく一筋に、信心が水の流れのように行かない場合には、思い出したいお言葉です。心を翻へさず一筋に信じていけば、現当二世の果報があることを確信しましょう。
 大聖人は『四条金吾殿御返事』に、
「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思ひ合はせて、南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ。これあに自受法楽にあらずや。いよいよ強盛の信力をいたし給へ。」(御書991)
と仰せであります。苦しい時も楽しい時も余念なく一筋に御本尊を信じて強盛な信心を貫いていくことが大事です。その苦しい時と楽しい時の信心経験が、化他行である折伏への貴重な資糧となり利生得益へとつながります。
 また大聖人が同抄に、
「一切衆生、南無妙法蓮華経と唱ふるより外の遊楽なきなり。経に云はく『衆生所遊楽』云云。此の文あに自受法楽にあらずや。」(御書991)
とも仰せであります。日常の生活で苦しい時も楽しい時も、余念なく一筋に題目を唱えていく姿に本当の遊楽があります。

 余念とは、ほかの考え、余計な考え、他念という意味があります。余念なくとは、ほかの考え、余計な考えをなくすことです。一筋とは、いちずであり一つのことだけに打ち込むこと、ひたむきなさまということです。

 この余念なく一筋にを心がけていく信心に一生成仏があります。人生は楽しいことばかりではありません。寧ろ過去世の罪障と世に蔓延る謗法の影響により、苦しい時が多いかもしれません。その時にこそ、余念なく一筋に信心を貫いていくことが大切になります。

平成28年6月度行事予定

2016-06-03 | 正林寺行事予定
◎6月1日(水)午後7時30分、御経日。

◎6月4日(土)午後7時30分、支部活動者会。

◎6月5日(日)午前9時、広布唱題会。

◎6月5日(日)午後2時、壮年部対象広布推進会前橋・覚王寺

◎6月11日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎6月12日(日)午後1時、御報恩御講。

◎6月18日(土)午後7時、役員・班長会。

◎6月19日(日)午後1時、5時間唱題行。

◎6月24日(金)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。 

◎6月25日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎6月26日(日)午後1時、支部総会。
  


 

一、平成二十八年の年間方針・『折伏躍進の年』

二、平成二十八年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏実践

 ②家族みんなで御講参詣

 ③新入講者と共に支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



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(破折文書)群馬布教区有志一同


正林寺法華講員手引書

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法統相続Q&A

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折伏と育成の心得

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