師匠のつぶやき

笑鄰会の主宰者 小林碧雲師匠が、
書道に関係あることないことを問わず
折りに触れて感じたことをつぶやいていきます。

-私の展覧会への作品づくりは?-

2016-10-14 20:49:12 | 日記
 何ヶ月か前の毎日新聞の日曜版「書の美」欄に九州国立博物館長の島谷弘幸氏の書論、重要文化財偈語(げご)宗峰妙超筆1幅(鎌倉時代)の文が掲載されていました。私は今もこの時の文章を切り抜いて持っています。

 内容を要約すると
『この書の魅力は、何より凛とした格調の高さにありそれは、
  1. 文字も大切だが「余白、行間、字間」なども極めて重要でつまりは“バランスの良さ”にあります。

  2. もう一つ注目したいのは、「筆力」である。筆力がないと「行間」や「余白」を支えることはできない。つまり、書の魅力は、文字を構築する「線」と「文字」の配置に尽きるといっても過言ではない』

と書いてあった。

 現在私が出品している展覧会(日展、読売書法展、謙慎展)への創作上の考え方は、この島谷氏の考え方とピッタリだ。2尺×8尺の条幅紙に縦3行の作品を行+草書で表現する時、どう見せるかはこの文の考え方で習練し、練り上げた作品づくりに努力しています。

 元気だけでなく、線が太いだけでなく、魅力のある書作品を書いていきたい。結果的に私の書作品が、私なりのセンスで「碧雲流」になり、審査の人達も認めるような作品ができれば大きな賞も夢ではないと思う。また、大きな賞に関係なく、今後もこの考え方で書作品を創作していくことに力を注いで生きていきたい。

 少し高尚な話でつまらないかもしれません。「習字」をやっている弟子達には遠い存在かもしれません。でも、自分の師匠がそんな考え方でいたということだけでも理解していただきたい。「書道」の原点の一つですから。また、酒のつまみに語らい合いましょう。
<2016/10/11記>
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