科学番組の人気中学生レポーター羽鳥亜里沙が、密かに人工冬眠技術を研究している未来科学研究所に取材に訪れ、この研究所が実はすでに将来医療技術が発達したときに蘇生させる期待の下にセレブの死体の冷凍保存を実施しているという秘密を知り、その後ブラウン管から姿を消したという設定でのSF小説。
亜里沙に対して憧れを持ち続けていた同僚レポーターの戸松鋭二が30年後に中学生のまま固定された亜里沙を研究所で蘇らせるという展開で、最初は純愛ドラマとしてある種感動的に進みますが、これが次第にオタクというかストーカーというかおぞましく暗転して行くところが読みどころとなっています。その、あれあれっという進行が売りだとは思うのですが、44歳の戸松君よりさらに年上のおじさんのノスタルジーなんですが、私は戸松君の純愛を信じたかったなぁと思ってしまいます。

乾くるみ 角川春樹事務所 2010年7月8日発行
亜里沙に対して憧れを持ち続けていた同僚レポーターの戸松鋭二が30年後に中学生のまま固定された亜里沙を研究所で蘇らせるという展開で、最初は純愛ドラマとしてある種感動的に進みますが、これが次第にオタクというかストーカーというかおぞましく暗転して行くところが読みどころとなっています。その、あれあれっという進行が売りだとは思うのですが、44歳の戸松君よりさらに年上のおじさんのノスタルジーなんですが、私は戸松君の純愛を信じたかったなぁと思ってしまいます。

乾くるみ 角川春樹事務所 2010年7月8日発行









