美貌を武器に3度の離婚を乗り越えて女優として女性ファンの憧れを集め続けるが更年期になり衰えを隠しきれなくなった47歳の西嶋條子、出産後夫とセックスレスになりいうことを聞かない4歳児にイライラし同僚の営業マンから告白されて舞い上がる36歳の編集者吉岡多岐江、金持ち男を捕まえることを目標にしつつかつて高校時代に振られた憧れの男への復讐を企てる21歳のキャバクラ嬢沢下莉子、女好きの不動産業経営者の父に見捨てられて母が孤独に死んだことから父親が逆らえないのをいいことに湯水のように金を使い無茶な整形手術を続ける28歳の畑中涼香、そして手術の腕がよく営業的にも成功している美容整形外科医の多田村晶世の5人の美容整形に頼った女たちの心情と行く末を描いた小説。
簡単に美しさが手に入り美容整形が癖になった女たちの安易さと執念、愚かしさがテーマになっています。若さと外見の美しさへのこだわりは、それを求める男たちの問題でもあるはずですが、この作品ではそちらへの言及はほとんどありません。
整形手術を求め続ける4人とは別に、卓越した技術で顧客の要求を次々と満たし、それで顧客が幸せを勝ち得ることに満足感を持っていた多田村晶世が、手術のレベルを保つために多額の経費を要することから意外に儲からず、顧客の安易で無茶な要求を受け続けるうちに自らの仕事への疑問を募らせていく姿に、考えさせられました。分野は違ってもサービス業のプロの宿命なのかも。

唯川恵 文藝春秋 2010年11月15日発行
簡単に美しさが手に入り美容整形が癖になった女たちの安易さと執念、愚かしさがテーマになっています。若さと外見の美しさへのこだわりは、それを求める男たちの問題でもあるはずですが、この作品ではそちらへの言及はほとんどありません。
整形手術を求め続ける4人とは別に、卓越した技術で顧客の要求を次々と満たし、それで顧客が幸せを勝ち得ることに満足感を持っていた多田村晶世が、手術のレベルを保つために多額の経費を要することから意外に儲からず、顧客の安易で無茶な要求を受け続けるうちに自らの仕事への疑問を募らせていく姿に、考えさせられました。分野は違ってもサービス業のプロの宿命なのかも。

唯川恵 文藝春秋 2010年11月15日発行










この分野の小説大好きです。
昼ドラ好きな主婦には人気出そうですね。