伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

電子工作が上達するセンサーのきほん

2010-05-07 23:49:55 | 自然科学・工学系
 光や音、温度、傾きなどを検知するセンサーについて解説し、それを元にした電子工作を指導する本。
 前半はかなり初歩的で文系でも楽々ついて行けそうな感じ(トランジスター:半導体の絵だけで子どもの頃の挫折感を思い起こす人もいるかもしれませんけど)ですが、後半の電子工作に入ると途端にオタクっぽいこだわりが感じられ文系には息苦しくなります。
 自動ドアはかつての圧力(重量)感知方式から赤外線感知に変わっているんですね(28ページ)。自動ドアの前に立っても開かない人は、体重が軽すぎるんじゃなくて体温が低すぎってことでしょうか。
 ふだんあまり考えませんけど、傾きセンサー(54~57ページ)とか簡単なしくみで、こういうのの有効性とか応用とか考えるの頭の体操によさそうです。
 電子工作は、ライントレーサー(ラインに沿って自動的に方向を変える車)とかなるほどと思いますし興味深いんですが、作ってみましょう!と言われてもすぐには手が出ません。かなり具体的に手順も書いてあるので、材料と道具を全部そろえればたぶんできるんでしょうけど。で、こういうのはやってみないと効果が実感できないので、後半はちょっとついて行けない感じが残ってしまいます。


伊藤尚未 誠文堂新光社 2010年3月31日発行

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