伊東良徳の超乱読読書日記

読んだ本の感想を中心に本に対するコメントを書き散らします。読み終わった本は図書館に返すのでフォローは保証できません。

神酒クリニックで乾杯を

2017-01-10 23:40:19 | 小説
 当直中に泥酔して患者を死なせたと報じられて職を失った若手外科医九十九勝己が、絶対治療したことを知られたくないVIPの手術をする秘密のクリニック「神酒クリニック」に就職し、腕は一流だが問題を抱え社会に居場所がない癖のあるメンバーたちとともに事件に巻き込まれ活躍するミステリー小説。
 外科手術の腕は超一流で格闘能力に長け冒険好きの院長神酒章一郎、美貌と巨乳とセクシーさで男を翻弄し声帯模写が得意な元劇団員の産婦人科・小児科医夕月ゆかり、顔面の表情筋の微細な動きから人の心を読み取る精神科医天久翼、目にしたものは一瞬ですべて記憶する手先の器用なうつの内科医・麻酔医黒宮智人、天然ボケキャラながらハンドルを握ると人が変わるスピード狂の看護師一ノ瀬真美、と個性的なキャラをそろえ、いずれも過去を持ちその過去はこの作品の段階では謎という設定で、最初からシリーズ化が想定されています。
 登場人物の能力やキャラ設定は現実離れしていますが、浮世離れした性格がコミカルに扱え、夕月ゆかりのお色気と一ノ瀬真美の天然ぶりがたぶん男性読者には心地よく、ストーリー展開、謎解きも小気味よく、読み物としてはいい線を行っていると思います。


知念実希人 角川文庫 2015年10月25日発行
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