食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

出逢いのこと

2014-04-27 | ごあいさつ
漢方との出逢いは、かれこれ20年前。
母が大きな病気にかかったことからでした。

当時はまだ副作用の強いお薬しかなく、何とかその薬を少量に抑える方法を探していて、漢方薬にたどり着きました。
西洋薬と漢方薬を併用してくれるお医者さんに出会えたり、チャレンジした新薬との相性がよかったことなどが幸いし、母は落ち着きを取り戻していきました。

その数年後、私も体調を崩してすっかり元気がなくなってしまいました。
慢性的な疲労感と胃痛、食欲不振、不眠、肩こり、冷え、むくみ、しょっちゅう風邪を引いている、微熱が続く…

自然と漢方薬を頼ることになり、生活スタイルも見直して、少しずつ、ゆっくりですが、不快な症状は減って行きました。

しかし今度はPMS(月経前症候群)に悩まされるように。
最初は婦人科に相談してピルを飲んでみたりしましたが、あまり改善されず、結局は漢方薬を処方していただき、だいぶ楽になりました。

もともと食べることが大好きだったので、食養生も取り入れるようになりました。
漢方や薬膳に関する本を読むようになったのもこの頃です。

体調が悪くなった時、結局最後にお世話になるのはいつも漢方。
奥が深くて面白そう。しっかり学んでみたいな。

でもなぜかその時は動きませんでした。たぶんタイミングじゃなかったんでしょうね。
心のどこかに引っかかりつつ、約10年の歳月が過ぎて行きました。

その間、体が回復したのをいいことに無理を重ねてしまいました。
食生活もいい加減で、食養生をすっかり忘れて気の赴くままに食べまくり…
外食も多く、自分の手で素材を選び食事を作る機会の少なさに、罪悪感を感じることもしばしばでした。

疲労困憊でヘトヘトになり、とうとう気持ちがついて行かなくなりました。
来るべき時が来たのでしょう。中医学を教えてくださる学校の門を叩きました。

はじめは難しくて四苦八苦しましたが、そのうちに、バラバラだった点と点が繋がり、理解が進んでいきました。
何とか卒業を迎え、試験に合格して念願の国際薬膳師の資格を取ることもできました。

日常生活で薬膳の知恵を活かした食養生を実践するうちに、体も心も徐々に元気になっていきます。

自分がやってみて良かったことを、たくさんの人に伝えたい。

そんな思いからおうち薬膳ワークショップsoraの活動をスタートしました。
友人たちがポンと背中を押してくれたのも大きかったです。

たくさんの出逢いがあり、たくさんの方々に支えられて、ここまで来ることができました。
ありがとうございます。

今も勉強と実践の繰り返しです。

確かに中医学は難しいのですが、私自身がその難解さに苦労した経験を踏まえて、みなさんにはできるだけ分かりやすく、親しんでいただけるようにお伝えしていきます。

スクールに行ってみたけどなかなか理解できない…と悩んでいる方も、ぜひ来てください。ご相談に乗りますよv(^_-)

おうち薬膳ワークショップsoraでは、漢方的な考え方を学ぶ時間を大切にしています。
情報量は結構多いと思います。
聞いて良かった~で終わらないように、ちゃんと行動に移せるよう、今度は私がみなさんの背中を押させていただきます。

そして一番お伝えしたいのは、食材の持つ様々なはたらきのこと。
薬膳というとお薬っぽいものを連想しがちですが、特別な素材が必要なわけではありません。
身近にある食材ひとつひとつが色んなパワーを持っていて、体を内側から元気にしてくれます。

このブログでもある食材をテーマに、記事を書いています。
ワークショップやコースでは、それらを実際に組み合わせる応用の仕方を、身につけていただくのが最終的な目標です。

薬膳といっても中華だけではありません。和風も、洋風も、イタリアンも、エスニックもあります。
何より続けることが大事なので、メニューは手軽に作れるものを提案させていただいてます。

日々食べているものからこんなに色んなパワーをもらっている!と分かると、食べるのが楽しくなり、豊かな気持ちになります。
どうぞ食べる幸せを感じに来てください。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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