墨象家・書家 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

書家・かな544/天智天皇

2017年06月18日 19時28分20秒 | かな

<釈文> あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ

百人一首 第1番                        = 天智天皇 =

<意味> 秋の田んぼのそばにある小屋は、田んぼの番をするために仮に建てられたものだから、

苫(屋根の編み目のこと)が荒くて、すきまだらけ。わたしの衣の袖が、夜露にぬれてしまってい

るよ。

という意味です。

<観賞> 農民の生活が浮かんできませんか?天智天皇が詠んだものではなく、農民の民謡のよう

なものが時代を経て、天智天皇の作と伝わるようになったといわれています。なぜ、天智天皇の作

とされるようになったのか、その理由はなぜなのかわかりますか?答えはひとつではありませんが、

農民の生活に思いを至らせられるくらい天智天皇が偉大で思いやりが深い天皇であったと考えられ

ていたか、または、そういう人物であって欲しいというひとびとの思いがあったのかも知れません。

<作者> 栄えある第1番に選ばれたのは、「大化の改新(たいかのかいしん)」で有名な天智天

皇です。いまから1400年前の飛鳥時代に起こった「大化の改新」は、まだ中大兄皇子(なかのおお

えのみこ)と呼ばれていた天智天皇が、藤原氏の祖である中臣鎌足(なかとみのかまたり)と協力し

て、巨大勢力となった豪族蘇我氏を倒し、天皇中心の政権をつくろうとしたものです。その行動はや

がて実を結び、即位した天智天皇は日本の国家の礎を築きました。






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