墨象家・書家 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

世界の名画/世界の巨匠・クレー(5)

2016年09月18日 18時31分54秒 | 世界の名画

カケンデモーニシュ(悪霊憑き)

●1916年。縦18.5X横25.0センチ。ベルン美術館, パウル・クレー財団。


「1916年、運命がその役割を演じた年。1月初め、ルイ・モアイエの妻が最初の子どもを、男の子

を産んで死んだ。3月4日、親友のクランツ・マルクがヴェルダンの戦いで戦死。3月11日、私は

35歳(実際には36歳)の新兵として部隊に編入された」(日記)。動員されたからといってクレー

の制作の妨げになるようなものは何もなかった。彼はどんな状況においても常に絵を描きデッサン

をする時間をみつけるからだ。もちろん、戦争前と比べると、完成作の点数そのものは少ない。し

かし、着手されたシリーズの多様さ、それらを特徴づける創意と技術上の刷新の質は明らかに進歩を

みせているのだ。この『カケンデモーニシュ』において、クレーは新しい手法を見せてくれる。つま

り、石膏で下塗りされ、厚紙に貼られた木綿に水彩で描くというやりかただ。この混合技法によっ

て、いまだかつてない肌理(テクスチャ)の効果が得られる。






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