墨象家・書家 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

書家・かな471/藤原実方朝臣

2016年10月29日 19時36分22秒 | かな

<釈文> かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを

百人一首 第51番                      = 藤原実方朝臣 =

<意味> これほど貴方を恋しているとさえ言えないのですから、まして伊吹山のさしもぐさでな

いけれど、これほどまでとは貴方はご存知ないでしょうね。この燃える私の思いを。

という意味です。

<鑑賞> 「えやはいぶきの」は、「言うことができるだろうか、いやできない」と、「伊吹山」

とを「いぶき」で掛けていて、「さしも草」と「燃ゆる」も「も」を掛けています。このような言

葉あそびが散りばめられています。このようなテクニックの上手さに感心するとともに、青々と

したヨモギが茂っている京都からはるか離れた東国の山の香り、と自分の秘めた恋心を比較して

いる、実方の爽やかな気性も感じられる和歌です。

<作者> 藤原実方は、いまから1050年ほど前の貴族です。多くの女性と華やかな恋愛をしたそ

うで、「源氏物語」の主人公である光源氏(ひかるげんじ)のモデルのひとりとも考えられていま

す。「枕草子」の作者で、第62番の歌人である清少納言(せいしょうなごん)とも交流があった

といわれています。






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