墨象家・書家 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

世界の名画/クールベと写実主義(1)

2017年05月14日 19時48分29秒 | 世界の名画

黒い犬を連れたクールベ

●1842年。カンヴァス・油彩。縦46X横55センチ。パリ プティ=パレ美術館蔵。


故郷ジュラ山中オルナンの町に近いボンヌヴォーの渓谷、プレジール=フォンティーヌ洞窟の入り口

に、お気に入りのスパニエル犬と一緒に腰をすえた23歳のクールベ。バラ色の絹裏地をつけた優雅

な袖無しマント、格子縞のズボン、鍔広の帽子にふさふさとした見事な黒髪は、若き日のクールベ

がしばしば想像されるような田夫野人ではなくて、おしゃれな「ダンディー」だったことを物語る。

このいでたちも、哀愁を含んだ夢みるような表情も、ロマン派文学の主人公仕立て、当時のクールベ

はジョルジュ・サンドを愛読して文学的な発想の絵を多く描いていたが、ここでは、そうしたロマン

派的感情の表現もさることながら、背後の岩と明るい遠景の前に力強く浮かび上がる人物の造型が、

しっかりと伝統に根ざした画家の面目を示している。1844年のサロン(官展)に入選、クールベの

官展初入選作となった。






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